*2022年8月からの新コース(Bコース)の導入に伴い(Bコースの詳しい内容については、こちらをご参照ください)、ご感想は、原則Aコース(これまでと同じ内容・条件のコース)の受講者からのみいただくことになっております。Bコース受講者については、「ケンタロウからの講座報告」という形で、簡潔に講座の内容をシェアさせていただきます。
受講の動機:性に対して奥手な自分を変えてみたくて。
ケンタロウからの講座報告
今回、Bコースでご応募くださったのは、シリカさんです。ご応募の際のメッセージには、「ケンタロウさんには、性に対して奥手な自分を変えるためのサポートをお願いしたいです」と、記されていました。
シリカさんは、幼い頃からとても恥ずかしがり屋&照れ屋で、人付き合いも苦手な方だったそうです。社会人になってからの2年間で、対人コミュニケーションはずいぶんと鍛えられ、今では、特にストレスも感じることなく人とお付き合いすることができるようになりしたが、エッチの場面では、かつての強い羞恥心と照れや不安感が戻ってきてしまうそうです。
ご自身でも、「性欲は強い方だと思います」と仰られているとおり、性に対する興味や憧れはあり、セックスも好きだそうです。ただ、実際にそういったシチュエーションになると、「急にコミュ障のようになり」(ご本人談)、エッチが難しくなってしまうこともあるのだとか。
一年ほど前まで、お付き合いされているパートナーの男性がいらっしゃいましたが、その人とのエッチでも、何度かそうした状態になってしまい、それが遠因となったのか、結局はお別れしてしまったそうです。
その直後に、自分を変えたい一心で、女性用風俗を利用してみたものの、状態が改善するどころか、かえって強い反応が出てしまい、セラピストからの「あなたは、自分の殻に閉じこもっていますね」という、心無い一言にも、傷ついてしまったそうです。
そんなこともあって、しばらくはエッチのことは考えないようにして暮らしてきたのですが、最近になって、「やっぱり、このままじゃダメだ」という想いが沸き上がってきて、たまたまnoteで見つけたケンタロウの記事をお読みになり、ご応募くださいました。
「ケンタロウさんは、心理の方にお詳しそうでしたので、私の心の問題にも寄り添ってくださるのではと思いました」と、シリカさん。これは、責任重大です!
受講日当日、待ち合わせ場所に現れたのは、白のワイドパンツにベージュのトップスという、大人っぽいコーデが良くお似合いの素敵な女性。最終意思確認を行ってからホテルに向かう道すがら、お話をさせていただきましたが、コミュニケーションには何の問題もないどころか、むしろ柔らかい口調と無駄のない言葉遣いが、こちらの気持ちを和ませてくれるような、心地の良いやり取りができる方なのだという印象を持ちました。
部屋にチェックインして、少し落ち着いてから改めてご挨拶をさせていただき、カウンセリングに入ります。この日までに、事前のメールのやり取りでかなり詳しいことをお聞きしていたので、早速、本題に切り込んでいきます。
「エッチの時に、ご自身が望まない反応が出てしまうとのことですが、具体的にはどんな感じになるのですか?」
「顔や身体がこわばって、会話もまともにできなくなり、最悪の場合は、身体に震えが起こってしまいます。それで、彼の方も引いてしまって・・・」
「何か、そうした反応が出ることになったきっかけとなった出来事や、思い当たる要因のようなものはありますか?」
「自分では、特に思い当たるものは無いんですが・・・」
通常のカウンセリングでは、これ以上のことを引き出せないと思えたので、心理セラピーの必要性を感じ、シリカさんの了承を得た上で、施術を行うことにしました。
セラピーの詳細については割愛いたしますが、シリカさんの反応の裏には、二つのトラウマが関わっておりました。一つ目は、彼女が、恥ずかしがり屋&照れ屋になったことの要因となった出来事で、幼稚園の劇遊びで大好きな男の子の相手役に選ばれ、そのことを周囲のお友達にからかわれたことが、心の傷になっておりました。
もう一つの、エッチの時に反応が出ることについては、思春期にたまたま読んだマンガの中で、コミュ障の女の子がいじめられて、性的虐待を受けるシーンがあり、「自分もコミュ障だから、いつか、こんな風にいじめを受けることがあるかも知れない」と、怯えていた時期があったそうです。
実際には、そのようないじめはなかったのですが、「彼氏→大好きな男の子→恥ずかしい&照れる→コミュ障→いじめ→性的虐待」という思い込みの連鎖がトラウマになってしまい、エッチをトリガーにして、震えが起こるほどの不安を感じてしまったようです(ちなみに、これらの出来事については、シリカさんは、全くといって良いほど覚えておられませんでした)
原因が分かれば、あとはそれを調整するだけです。そちらの施術も、しっかりとした手応えを感じたので、セラピーを終了し、しばし休憩タイムに入りました。
このタイミングで、シリカさんに再確認を取ります。それは、「このまま性感開発に進んでも良いのか」ということについてです。心理セラピーを行うと、人によっては、強い疲労感に襲われることがあります。ご自身の心と向き合うには、それだけのエネルギーを使うものなのです。ですが、シリカさんからは、「ちょっと疲れていますけど、大丈夫です。このまま続けてください」とのお返事をいただきました。
セラピーに結構な時間を使ってしまったこともあり、今回は、エンターテインメント的な催眠体験は割愛しました(セラピーで、どっぷりと催眠には入っていただきましたし) そこで、入浴してお身体を温めていただいてから、性感開発に進むことにいたしました。
通常の施術であれば、女性と一緒に入浴して、性感を高めるためのローション・プレイ等を行うことも多いのですが、今回、シリカさんにはあえて、お一人でゆっくりと湯船に浸かっていただきました。その間に、セラピーの振り返りを行っていただくためです。もちろん、こちからから、「先程の振り返りをしてくださいね」といった指示は一切出していません。ですが、そうしたプライベート空間に身を置いていただくと、必ず、振り返りが起こるものなのです。実際、浴室から出てこられたシリカさんは、「何だか、お風呂の中で色々考えっちゃって・・・私は、自分に必要以上の制限をかけていたんだなぁ、とか思っちゃいました」と、口にされていました。
チョコレート・タイムを経て、性感開発に入ります。今回の報告では、セラピーの方に紙面を多く使いましたので、開発の詳細については割愛しますが、シリカさんの心身にどのような変化が起こったのかだけ、お知らせしたいと思います。
最初のパウダーマッサージから、シリカさんは、とてもリラックスしたご様子でした。愛撫への反応も良く、途中からは、喘ぎ声が途絶えることは無くなりました。そして、一番強い反応は、セックスをしたときに起こりました。
挿入した途端、シリカさんがギュッとしがみついてきたので、不安を感じたのかと思い、お声がけすると。
「大丈夫です・・・こんなにリラックスしてエッチしたことがないので、何だか嬉しくて」と、笑顔を見せてくださいました。
これで、僕もスイッチが入ってしまい、あとは情熱のままに身体を重ね合いました。その中で、シリカさんも、初めてだという中イキ、そして連続イキを達成することができました。
何度目かのオーガズムの後、シリカさんの両眼から、大粒の涙がこぼれ落ちました。少し落ち着いてから、涙の理由を尋ねると・・・
「初めて、リラックスしてエッチができて、めちゃくちゃ気持ち良くて。『あ、私、本当はこうやって男の人とつながることを求めていたんだな』って思ったら、何だか嬉しいのとホッとしたのと、ちょっと悔しいのとがごちゃ混ぜになって、訳が分からなくなってしまいました」と、シリカさん。「ちょっと悔しい」というのは、前の彼を受け入れることができなかったことを、考えてしまったからだそうです。
とは言え、まだまだ24歳とお若いシリカさん、これからいくらでも、大好きな男の人とエッチを楽しむ機会はあるはずです。そのことをお伝えすると、「そうですよね。頑張ります!」と、笑顔で応えてくれました。
再びの休憩の後、身支度を整えてホテルをチェックアウト、最寄り駅までお見送りをさせていただきました。別れ際に、「本当にありがとうございました」と、シリカさんから握手を求められました。とても、嬉しかったです。
今回の講座では、改めて、性に対する心理面への影響の強さについて考えさせられましたし、それを克服した時の、女性の変化にも驚かされました。
ご自身でも仰っておられましたが、シリカさんがエッチの場で必要以上の不安を抱えることは、今後はもう無いと思います。そして、普段の対人コミュニケーションにも、必ず良い影響があるはずです。
本当は、人とのつながりが大好きなシリカさんのことですから、すぐに素敵な彼氏が出来て、楽しくて、多幸感に満たされるエッチをすることができるようになるでしょう。シリカさん、素敵な恋と、素敵なエッチを楽しんでくださいね!
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