脚ピンオナニーをすると、なぜ中イキがしにくくなるのか?
両脚をぴったりと閉じた状態で行う、脚ピンオナニーに慣れてしまうと、中イキができにくくなることは良く知られていますが、その理由の一つが、オーガズムに必要不可欠な身体の力みを、両脚を内側に絞り込む動きで得てしまうことです。
実際のセックスでは、女性が両脚を閉じてピンと伸ばした状態での体位自体があまりないですし、一般的に知られているものとしても、せいぜい「寝バック」や「立ちバック」くらいで、しかも、男性がフィニッシュする際にそれらを使うことはあまりありません。通常は、正常位でセックスを終えることがほとんどだと思いますので、脚ピンオナニーでイクことに慣れてしまった女性は、逆に脚を開いて膝を折り曲げた姿勢では、力が入りづらく、イキにくくなってしまうのです。
あなたがイケないのは、股関節が硬いから?
ですが、普段、脚ピンオナニーをしていない女性でも、両脚を開いて膝を折り曲げた状態でイクことが苦手な方がいらっしゃいます。そうした女性の多くが、股関節の柔軟性に問題を抱えています。
まず、単純に股関節が硬すぎて、両脚を広げた姿勢が辛いというケースがあります。時には、股関節の部分に激しい痛みを感じることも多く、中イキどころかセックスの継続すら難しい場合があります。
そこまでの硬さがなくとも、股関節の可動域が狭い女性には、中イキが難しい傾向があるように思えます。
実は、股関節というのは、オーガズムを生み出すのに重要な役割を果たしている骨盤底筋と、密接なつながりがあります。
股関節は、骨盤と大腿骨から構成されるのですが、骨盤の底にあって、重力や腹圧によって押し下げられる内臓を、下から支えているのが骨盤底筋です。
「骨盤底筋(PC筋)」と一般的には表記されますし、このサイトでもそのように書くことが多いのですが、正しくは「骨盤底筋群」であり、九つの筋肉で構成される筋群なのです。自転車に乗った時に、サドルの部分を包み込むように触れる部分の内側の筋肉のほとんどが、骨盤底筋群であると考えると、意識がしやすいかと思います。
先程、骨盤底筋群が、内臓を下から支えているという説明をしましたが、その支えられる内臓の中には、膀胱や直腸、女性の卵巣や子宮が含まれます。そして、これらの臓器から体外へとつながる尿道、肛門、膣口は、骨盤底筋群の中を通っていきます。そのため、骨盤底筋群を動かす(収縮する)ことで、これらの管と臓器そのものに刺激を与えることができます。骨盤底筋群のトレーニングが、中イキ開発に役立つ理由の一つがこれです。
骨盤底筋群と股関節との関係
骨盤底筋群は、単独で動かすことが難しいインナーマッスルであるため、他の部分を動かすことで刺激を与え、鍛えることが必要となります。一般的には、腹筋群を動かすことで骨盤底筋群を同時に動かすことが多く、例えば、ケーゲル体操で、膣を意識しながら肛門を内側に引き上げるような動きをしてみると、お腹も同時に凹みます(実際には、肛門周辺の筋肉を動かすことで、連動した腹筋群を収縮させ、腹圧によって骨盤底筋群全体に刺激を与えているのです)
このことから分かる通り、骨盤底筋群は、体幹部分とのつながりが大きいのですが、上記の腹筋群の収縮を使ったトレーニングには、体幹と股関節とを結ぶ腸腰筋の動きが、大変重要となります。
腸腰筋というのは、大腰筋と腸骨筋の二つの筋で構成されているのですが、これらの筋肉が柔軟性を保ちながら動くことで、腰椎が安定します。そして、腰椎が安定した状態で腹圧を与えることで、骨盤底筋群がバランスよく鍛えられるのです。
つまり、股関節の動きを良くすることは、単に正常位等の両脚を開いた状態で男性を受け入れることを容易にするだけではなく、骨盤底筋群の正しいトレーニングを行い、オーガズムのために必要な体幹の腹圧を使った、正しい「力み方」をマスターするためにも重要なのです。
股関節の柔軟性とは?
僕の経験では、中イキができない女性の中には、慢性的に運動不足の人が多いように思われます。一日中椅子に座り、エスカレーターやエレベーターを多用し、ほとんど歩かない生活を続けていると、股関節がほとんど使われずに、硬くなってしまいます。
多くの人は、股関節の柔軟性を、「股を開く」ということで確認しようとします。床で開脚をしてみて「開かない」とか、あぐらをかくと「膝が浮く」状態を、「股関節が硬い」と認識します。
ですが、実はこの認識は間違っています。なぜなら、股関節は「脚を開くときに使う関節」ではなく、「足の付け根を、折り曲げるときに使う関節」だからです(そのときに、腸腰筋が動くのです)
股関節を柔軟にするには?
そのため、股関節の柔軟性を高めるためには、無理に可動域を広げるということよりも、しっかりと動かしてあげることを意識した方が良いと思います。
例えば、普段の生活の中で、しゃがんだり、床から立ち上がったり、階段を昇ったり、歩いたりする際に、できるだけ股関節を意識して動くということを心がけるだけでも違ってきます。普段よりもちょっとだけ大股に歩くということを続けるだけでも、股関節は、確実に柔軟になり、そして骨盤底筋群もバランスよく整えられます。
もちろん、「股関節ストレッチ」や「股関節柔軟」、あるいは「股関節 鍛える」といったワードで検索をかけると、数多くのエクササイズが出てきますので、そうしたものの中から、自分に合うものを選んで行うこともできます。ただし、股関節の位置や可動域には個人差があるため、安全性を考えると、できれば、専門家にアドバイスを受けたいところです。個人的には、ピラティスやヨガ、真向法がお勧めです。
こうして考えてみると、中イキは、人間が本来持ち合わせている動きを行うことのできる、健康な身体あってのことだということが分かります。それだけに、時間がかかる場合もありますが、同時に健康も取り戻せるのですから、一石二鳥と考えて、地道に鍛えていきましょう!
* 2018年7月8日更新
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