セックスのときの尿意、どうすればいいの?

中イキセラピー

・・・なんて、女性誌の特集のようなタイトルをつけてしまいましたが(笑)、実際、このことで悩まれている女性は多いかと思います。

そして、僕らのような、中イキ開発を行う者にとっても、セックス中の女性の突然の尿意は、大きな問題です。僕自身も、これに何度苦しめられたことか・・・

女性が、セックスの最中に尿意を感じるのは、膣内を指で刺激されているときがほとんどだと思います。いわゆる、手マンの最中ですね。特に、膣の上側(おへそ側)に刺激を入れると、尿意を訴える女性が多くいらっしゃいます。

膣と尿道は、非常に近い位置にあります。また、膀胱も、尿道ほどではありませんが、膣に比較的近い位置にあります。そのため、前戯で膣内に刺激を入れると、それに反応してしまう場合があるのです。

尿道の下の方、丁度、膣内のGスポットとして知られるポイントの辺りに、スキーン腺(スケネー腺)という女性特有の器官があります。これは、男性の前立腺と相同(胎児期には同じものであった)の器官で、この部分が刺激されると、そこから分泌液が染み出て尿道に入り、尿意が起こることがあるのです。ちなみに、いわゆる「潮吹き」のときに出る潮は、このスキーン腺分泌液に尿が混じったものであると言われています(成分的には、ほとんど尿だそうです)

また、セックスの際の前戯の「順序」が、尿意が起こることに関係しているという学説もあります。

セックスの最中は、人の自律神経である交感神経と副交感神経が、交互に優位な状態になり心身に様々な影響を与えます。例えば、女性がオーガズムを迎えるときは、それまでの副交感神経が活発な状態から、急激に交感神経が優位に立ち、絶頂の瞬間に副交感神経が働き、強い多幸感の余韻を生み出します。

セックスのとき、男性がいきなり女性の膣内へ指を入れるということは、あまりないかと思います。普通は、その前にクリトリスへの愛撫を行う人がほどんどだと思います。そして、この愛撫によって、クリトリスが勃起し、膣周辺が充血して柔らかくほぐれているとき、副交感神経が優位に立ちます。

副交感神経が優位になると、「抗利尿ホルモン」という、尿量を調節するホルモンの分泌量が減ります。抗利尿ホルモンというのは、その名の通り「利尿を抗する」ホルモンですから、これが減ることにより、尿量は増加します。

こうして、膀胱内の尿量が増えた状態で、次に男性が指を女性の膣内に進めて刺激を加えると、普段の許容量よりはるかに少ない状態でも、脳が尿意を感じてしまうことがあるのです。

このように、女性の身体の構造上、セックスの最中にこの部分を刺激されると尿意が起こりやすくなるのは、ある意味、当然なのです。

尿意を通り越した先に、快感はあるのか?

ただ、問題は、ここが膣内でも、女性が一番性感を感じやすい部分であるということです。

膣内の性感スポットとしては、Gスポット、AGスポット、Tスポットと呼ばれるポイントがよく知られていますが、これらはすべて膣壁の上側に位置しています。そのため、男性が女性を感じさせようと、こうした部分に、懸命に手マンをすればするほど、尿意を引き起こしてしまうということがあり得るのです。

女性が尿意を感じると、それだけで性的興奮が下がり、不快感や辛さが出てきてしまいます。そこでセックスを中断して、トイレに駆け込むと、今度は女性だけではなく、男性の興奮も冷めてしまいます。人によっては、そこでペニスが萎えてしまい、セックスを続けることができなくなることもあります。

このため、セックスの最中の尿意については、「我慢した方が良い」という意見もあります。「尿意を通り越した先に快感があるのだから、少し我慢すれば良い」という考えですね。

女性なら、身に覚えのある人も多いかと思いますが、セックスの最中に尿意を感じてトイレに行っても、実際に出すことのできる尿の量はかなり少ないか、あるいは全く尿が出ないこともあります。それは、膀胱に十分に尿が溜まることで刺激が生じる自然な尿意とは異なり、膣壁を通じて、尿道と膀胱が間接的に刺激を受けたことによる尿意だからです。

そう考えると、「尿意を通り越した先に快感がある」というのも、理にかなっているように思えてきます。「どうせ尿はほとんど出ないのだから、我慢し続ければ、そのうち気持ち良くなってくるんじゃないの?」ということです。

実際、そうやって女性が快感を得ることもあります。ただし、それが起こるには、膀胱に尿が溜まっていないということが、前提条件となります。ですから、セックスの直前にトイレに行くということは、必ずしておいた方が良いでしょう。そうした上で、セックスが進み、膣内への愛撫で尿意を感じたとき、女性がそのまま我慢をするか、あるいは逆に尿を出すときのように骨盤底筋群(PC筋群)に力を込めることで、急に尿意が消えて、性感がグッと増すことがあります。

後述する理由で、最近はほとんど行うことがなくなりましたが、昔は、尿意を感じた女性に、こちらから指示を与えて、骨盤底筋群に力を込めてもらうことをやっていた時期がありました。そうすると、そのまま中イキができてしまう女性もいらっしゃいましたし、逆にお漏らしをしてしまって、お互いに一気に性的興奮が冷めて、大変なことになったこともありました。

尿意を感じるのは、性的興奮が弱い証拠

現在、僕の体験では、女性が尿意を感じたときには、その箇所への愛撫はすぐに止めて、膣内の別のポイントへの刺激へと移行することを心掛けています。

と、いうのも、体験を重ねる中で、ある重要なことに気付いたからです。それは・・・

そもそも、女性が尿意を感じるのは、性的興奮が弱い証拠!

・・・だということです。

女性の性的興奮が十分に高まっているときは、膣内上部への刺激を入れても、尿意が起こることはほとんどありません。例えば、それまでにクリイキを何度も繰り返したり、スペンス乳腺尾部の開発が成功して、胸への刺激だけでイってしまった女性で、膣内への刺激で尿意を感じる人の割合は相当少ないと思います。

ですから、最近の僕は、セックス中の女性の尿意を、性的興奮のバロメーターとして使うようになっています。

膣内上部へ触れたときに女性が尿意を感じたら、まだまだ性的興奮が足りていないのだと判断し、同じ膣内でも、尿道や膀胱への刺激が少ない場所を選んで、優しく、丁寧に、時間をかけて愛撫を続けていきます。同時に、キスを交わしたり、乳首をはじめとした性感帯を愛撫したり、クンニをしなおしたりして、女性の性的興奮を高めてから、改めて上部での性感にチャレンジします。

実に、地味な作業になりますが、膣内の性感を高めるには、結局のところ、これが一番の近道であるように思えます。

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