「コンドーム・マス法で、中折れを克服した話」の記事の中で、僕が「中折れ(膣内射精障害)」に悩んでいたときに、一時的ではありましたが、ジャムウを使用して回復したという話を書きました。
記事を読まれて、「ジャムウって何?」、「何だか怪しそう!」と思われた方も多いかと思いますので(ま、実際、怪しいんですけどww)、今回は、ジャムウについて、そして、僕が実際に使用してみた感想を記してみたいと思います。
ジャムウ(Jamu)とは、インドネシアで、庶民の間に古くから伝わる民間伝承薬です。
そのルーツをたどると、インド古来のアーユルヴェーダ医学までたどり着きます。今から千年以上も前、東部ジャワに起こったマジャパイト王朝の時代に、インドから交易ルートを通ってヒンドゥー教がインドネシアに伝来しました。そのときに、アーユルヴェーダのハーブの調合法も一緒に伝わったのです。
これを基に、インドネシアの人たちは、自生するハーブを原料に、何世紀にも渡って、独自の調合技術を確立していきました。
実は、インドネシアは、世界の熱帯植物のうち約75%の種類が自生する土地で、そうした豊かな植物の根、実、葉っぱ等を利用して、数多くの生薬が調合されました。
この生薬の調合技術、あるいは、効能別に調合したレシピのことを「ジャムウ」と呼びます。中国の「漢方」がそうであるように、ジャムウという名前の特定の薬があるわけではありません。
インドネシアのバリ島には、現在も、独自のバリアン(ラブホではないですww)といわれる呪術師(主に男性)がいるのですが、実はジャムウという言葉の語源は、「呪文」、「魔法」、「祈祷」を意味する、インドのサンスクリット語の「japa」に由来するという説があります。ですが、ジャムウの調合は、主に女性薬剤師によって母から娘へと世襲的に受け継がれ、現地では、今でも「ジャムウ・ゲドン(ジャムウ売りのおばさん)」が、一子相伝の秘薬を屋台で売っていたりという光景を見ることができます(ただし、一般に出回っているものや、海外通販で購入できるものは、老舗の大手ジャムウ製薬会社の製品に限られます)
インドネシアのジャムウの屋台
古来は、粉末状や液状の服用タイプのジャムウが主流でしたが、現代では錠剤やカプセル、クリーム状で皮膚に塗るタイプのものもあります。現地では、健康増進のサプリメント的なものから、胃腸薬、風邪薬の類、女性のためのシャンプー、美容オイル、石鹸にまでジャムウのレシピが使われていて、まさに庶民の生活とは切っても切れない存在となっています。
ですが、ジャムウがインドネシア以外の国でも知られるようになったのは、強精剤としての効能が注目されたからでした。その性力増強、勃起不全効果が、「天然のバイアグラ」と評され、耳目を集めたのです。
強精剤としてのジャムウ
強精剤として用いられるジャムウには、数多くの種類が存在しますが、そのほとんどに植物由来の天然成分が含まれています(まれに、鹿の角のような、動物性成分が配合されていることもあります)
ですが、実際にどのような材料が使われ、どう調合されているのかは、ほとんど明かされていません。
元々、ジャムウは一子相伝で秘伝のレシピが伝承されてきたという歴史的背景もあり、現在でも、材料や調合法については極秘とされることがほとんどです。それは、大手のジャムウ製薬会社でも同様で、商品は有名で、成分表が記載され、確かに効果はあっても、実際には中に何が入っているのかが分からないというのが、ジャムウの世界では当たり前のことなのです。
例えば、強精剤系ジャムウで大変人気の高い「コブラX(Cobra X)」という商品があります。こちらには、催淫作用があるとして、アフリカやヨーロッパで古来から珍重されてきた、「ヨヒンベ(Pausinystalia yohimbe)」というハーブが使われていることが分かっています。
アフリカ原産のアカネ科の植物であるヨヒンベの根や葉には、「ヨヒンビン」というアルカロイド(有機化合物)が含まれていて、これが血管の受容体に作用して血管の収縮を阻害すると同時に、交感神経にも作用して陰茎の勃起制御を阻害します。その結果、勃起不全解消や、媚薬としての効果を生み出すとされているのです。
ヨヒンベ以外にも、男性ホルモンの一つである、テストステロンの分泌を促したり、精子製造促進、精子の質を高めるなどの効果があるとされる「トンカットアリ」が配合されているようなのですが、それ以外の原材料や成分について、細かい部分はほとんど明かされていません。ジャムウはまさに「謎のサプリメント」なのです。
ジャムウはどこで買えるの?
日本でジャムウを購入するのであれば、専門の通販業者を利用するのが一番です。と、いうか、それ以外の選択肢はないといってよいでしょう。
一時期は業者が乱立していましたが、最近ではかなり淘汰されてきたようです。ですから、現在もジャムウの販売を地道に続けている業者であれば、特に問題なく購入することができるかと思います。
ただし、「ジャムウ」というワードで検索をかけると、出てくるのは、ほとんどが女性向けの「ジャムウ・ソープ」を扱うお店です。ジャムウ・ソープとは、ジャムウのレシピを使った石鹸で、女性のデリケート・ゾーンの臭いや黒ずみのケアに効果があるとされる人気商品です。
ですが、ジャムウ・ソープをメインに扱うお店では、強精剤系のジャムウを販売していることはほとんどありませんので、そちらの商品をお求めの際は、「ジャムウ 強精剤」、「ジャムウ 精力剤」で検索をかけるのが良いでしょう。
もう一つ、信頼の置けるお店を探すコツとしては、商品一覧を確認して、そこに「入荷待ち」の商品があれば間違いないです。
と、いうのも、ジャムウというのは、それが大手の商品であっても、未だに製造に人の手を必要とする部分が多く、生産状況が不安定な商品なのです。ですから、安定供給ができないのが当たり前で、本物を扱っているからこそ、「入荷待ち」の商品が一覧に挙がることがあるのです。
もちろん、たまたま入荷のタイミングと合って、全商品が揃っていることもあろうかと思いますが、一つの目安として覚えておいていただければと思います。
あと、僕個人がジャムウのお店選びをしていたときは、店長さんやスタッフさんのブログをよく読みました。まめに現地へ足を運び、最新の情報を提供しているお店であれば、安心です。最近では、インドネシア人の店長さん(日本語が達者!)が書かれているブログもあるようです。逆に、商品だけを並べ、最新情報が全くアップされていないお店だと、偽物をつかまされる可能性があるので要注意です。
それで思い出したのですが、あるジャムウ販売店のブログに、大変興味深いことが書かれていました。実は、インドネシア国内では、強精剤系のジャムウを「普通に」購入することはできないのだそうです。もちろん、ジャムウの屋台自体は至る所にあるのですが(上の画像のように、大抵、黄色っぽい外観をしているのだそうです)、店頭で強精剤系ジャムウを販売することは、法律で禁止されているのです。
恐らくは宗教上の理由からなのでしょうが、インドネシアでは、ポルノ系雑誌やAVの販売は違法。風俗も、当然アウトです。つまり、性にまつわる商売はすべて「闇」ルートで行われ、強精剤系ジャムウも同じなのだそうです。
ですから、インドネシアで、そっち系のジャムウを購入するとこは、店主との間でコソーリとやり取りをする必要があります。ちなみに、警察や税関で見つかると、没収されるそうです。
実際に、ジャムウを使ってみた
ジャムウについての説明はこのくらいにして、次に、僕が実際にジャムウを使ってみた感想を書きたいと思います。
僕がジャムウを初めて服用したのは、中折れ状態であることを自覚してすぐのことでした。
勃起不全ではなかったこともあり、その時点では、バイアグラのようなED治療薬の服用は全く考えていませんでした(結局、その後、使うことになるのですがww)ただ、シトルリンやアルギニンといったサプリだけでは効果が弱すぎると考え、他に適当なものを探していたのです(今は、この考えは誤りであったことが分かります。シトルリンやアルギニンは、かなりの効果が期待できる優れたサプリです)
そこで、「中折れ」、「薬」で検索をかけてみると、いくつかの候補の中に「コブラX」という名前が出てきました。そうです、当時はジャムウというよりも、コブラXという商品が有名だったのです(今でも、その傾向はあると思います)
いくつかの販売店がありましたが、その中でも、店長ブログが一番まめに更新されていたお店を選び、注文を入れました。値段は、1包2錠入りで900円くらいでしたが、5包入りで4,000円のパックを購入しました。注文から商品の到着まで1週間もかからず、「ずいぶん早く着くものなのだな」と思った記憶があります。
国際郵便で到着した封筒を開けると、黒くて禍々しいパッケージが5包入っています。黒い背景に、大きく胸を開けたドレス姿の女性と鎌首をもたげるコブラのイラスト・・・
怪しい、ただひたすら怪しいww
しかも、コブラXはカプセルも真っ黒で、見た目にからは、いかがわしさしか感じ取れません(まあ、使用目的も含めて、元々いかがわしいものなのですがww)
ですが、僕の目は、その漆黒のカプセルに白く印字された「COBRA-X」の文字に向けられました。なぜなら、店長ブログの情報で、コブラXの偽物を見分ける方法として、カプセルに印字された文字の方向を確認するというものがあったからです。
その記事によると、カプセルを横置きした時に、文字が左から右へと横書きに書かれていれば本物。逆に、カプセルの周囲を取り囲むように縦書きに印字されているものは偽物だということでした。
早速、パッケージを開けてカプセルを確認すると、文字は横書きでした。ですが、念には念を入れて、もう一つの真贋の見極め方法である、カプセルの中の粉末の色の確認も行いました。本物のコブラXには、漢方薬のように緑がかった茶色のような、いかにも生薬といった色の粉末が入っています。ですが、偽物には「白い粉」(笑)が入っているのだそうです。
慎重にカプセルを分解してみると、中からはちゃんと色のついた粉末が出てきました。どうやら、本物を購入することができたようです。コブラXの真贋の見分け方には、他にも方法があるらしいのですが、とりあえず2つクリアーできれば大丈夫でしょう。
次に、飲み方を再確認します。こうした強精剤は飲み方を間違えると効果が激減するからです。お店のブログによると、コブラXの場合、行為の30分~1時間前に、できる限り空腹の状態で服用し、その持続効果は2~3時間だということです。
初トライアルの日は、昼からのデートだったのですが、僕はできるだけ空腹状態でいるために、朝食を抜き、デートの途中の食事も極力軽いものを選びました。夕方近くにホテルにチェックインしましたが、お茶を飲むフリをしてコブラXを飲み、いちゃいちゃしてから入浴しました。
入浴してしばらくすると、身体全体がほてる感じが出てきました。最初はお風呂のせいかと思いましたが、いつもとは感覚が違います。強いて言えば、風邪のひきはじめで「あ、ちょっと熱っぽいかな?」と感じる、あの瞬間に似ている気がしました。
お風呂を出た後も、しばらくはその状態が続いていたのですが、やがて収まりました。その後、普通にセックスをはじめたのですが、特に性欲が強くなるといった感覚もなく、ペニスの勃起状態もいつもと変わりませんでした。
愛撫の後、いつも通り彼女の中に入ります。この時点では、普段でもペニスはガチガチに硬くなっています。ですが、挿入してからしばらく経つと、いきなり萎えてしまうのです。
ですが、この日は違いました。ペニスの硬度が全く変わりません。それどころか、より硬さを増しているような気すらします。この時点でも、性的興奮が強くなった感じはありませんでしたが、僕が硬さを維持したままピストンができていたので、彼女の感じ方が全く違います。そんな彼女を見ていると僕自身も興奮してきて、そのまま彼女の中で果ててしまいました。
僕は、コブラXの効果に大変満足し、その後もしばらくはこればかり服用していましたが、最初に購入した分が無くなって再購入する際に、せっかくなので別のジャムウも試してみることにしました。その頃、販売店がキャンペーンをやっていて、5種類のジャムウを2袋ずつセットにして格安で販売していたので、それを買うことにしました。
他のジャムウも試してみる
また一週間ほどして到着した封筒には、5種類のジャムウとおまけが封入されていました。
・ パエ(PA’E)
・ タンドゥクルサ(TANDUK RUSA)
・ オクラ(Okura)
・ ウラットマドゥ(ULAT MADU)
・ スパイダー(SPIDER: LABA-LABA)
・ スーパーマジックマンティッシュ(Super Magic Man Tissue)*おまけ
ジャムウに詳しい人なら分かりますが、実にバランスの取れた見事なラインナップです(笑)
それぞれのジャムウの特徴と、僕が実際に使ってみた感想を簡単に記すことにします(商品の特徴について、より詳しいことをお知りになりたければ、販売店のサイトをご覧ください)
パエ(PA’E)
まずは、「パエ」からです。セットが到着して一番最初に試したのがこれでした。と、いうのも、人気こそコブラXには及びませんが、業界で「最強ジャムウ」と称される、勃起力、持続力、回復力に長けるとされた商品であったからです。
実際に試してみると、本当に「最強」でした。服用した後のほてり具合は、コブラXと変わりませんでしたが、そこに性的興奮の増大が加わる感じです。これは(僕の場合は)コブラXではなかったことです。ペニスの硬度も申し分なく、一度、射精すると効果が久しく減少するとされるジャムウの中でも、回復力に関してはパエが一番だと思いました。
タンドゥクルサ(TANDUK RUSA)
タンドゥクルサは、植物由来の成分を多用するジャムウの中では珍しく、動物由来の成分が配合されている商品です。具体的には、鹿の角(鹿茸)、海馬(タツノオトシゴ)に、ユーリコマ(ハーブ)や他の植物由来の成分を調合したものです。
このジャムウの特徴は、マイルドで効き目が長く続くところにあり、中折れにも効果が期待できるということでしたが、正直、僕には物足りなかったです。
もちろん、服用後は中折れせずにフィニッシュまで行けましたが、パエやコブラXを飲んだ時のような硬さはなく、性的興奮面にも効果は感じられませんでした。
オクラ(Okura)
オクラは、「回復系」のジャムウとして有名です。1回のセックスでぐったりしてしまうという男性には、大変好評です。
ですが、元々、僕は回復力はある方で、しかも当時は精力は相当強かったので、正直、必要なかったという感じで(笑)、効果についてはよく分かりませんでした。
ウラットマドゥ(ULAT MADU)
ウラットマドゥは、「普段使いのジャムウ」と言われます。パエやコブラXのように、いかにも「強精剤使ってんぞ~!」的なパワーを感じることはありませんが、じわじわと身体の奥から効いてくるのが特徴です。日本では、あまり知られていませんが、インドネシアでは、現地の男性に大変人気がある商品だそうです。
僕自身が使ってみた感想としては、確かにじわじわと高まってくる感がありました。全身の血の巡りが良くなった感じですね。この血流改善の感覚は、ウラットマドゥが一番強かったように思えます。
ですが、僕の好みは、やはり「ガツン!」系なのですね。効果は感じられましたが、リピートはありませんでした。
スパイダー(SPIDER: LABA-LABA)
スパイダーは、「最高級ジャムウ」なんて呼ばれ方をします。それは(本当かどうかは分かりませんがww)、このジャムウには、漢方の高級材料である霊芝、海馬、高麗ニンジン、ムイラプアマ、ノコギリヤシ、ダミアナといった、世界中で珍重される精力剤の材料が配合されているからです。
勃起力、持続力、回復力にバランスの取れたジャムウですが、スパイダーの特徴としては、特に持続力が挙げられています。
僕も実際に使ってみて、持続性は実感できました。他のジャムウと比較して、この部分については抜群の効果がありました。最強ジャムウであるパエですら、持続力に関してはスパイダーにはかなわないと思います。
ただ、スパイダーには一つだけ弱点があって、それは、他のジャムウと比べて効果が出るまでに時間がかかるということです。ジャムウは、行為の30分~1時間前に飲むことが推奨されていますが、スパイダーに関しては30分ではダメです。最低でも1時間前に服用しないと、十分な効果を得ることはできませんでした。
スーパーマジックマンティッシュ(Super Magic Man Tissue)
セットのおまけとしてついてきた「スーパーマジックマンティッシュ」は、小さなパッケージに入ったウェットティッシュ状のジャムウです。その効果は、早漏防止です。
早漏防止のためのジャムウとしては、サムススーパーオイル(SAMUS SUPER OIL)という人気商品があります。ですが、これは容器からオイルをペニスに垂らして塗り込み、シャワーで洗い流すという準備が必要になるので、ちょっと使い勝手が悪いのです。
ですが、スーパーマジックマンは、ウェットティッシュ状ですので、ポケット等に忍ばせてトイレに行き、ペニスの表面をさっと拭いた後、普通のウェットティッシュで成分を拭き取るというやり方で、女性にもバレずに使うことができます。
せっかく、おまけにいただいたのですが、僕の悩みは中折れ(笑) こんなん使ったら、目も当てられないことになってしまいます。ですので、これは早漏に悩む悪友のバースデーにプレゼントしました(マジです) 実際に使ってみたら、かなりの効果があったようで、とても喜んでいました。
* * * * * *
コブラXを含めると、6種類のジャムウを試してみたのですが、僕は、圧倒的なパワーを感じることができたパエと、そのパエをしのぐ持続性を示したスパイダーを、リピート購入することにしました。
このように、ジャムウには「個性」があるので、自分の目的に合わせてジャムウ選びをすることが大切ですし、実際にやってみると、これが結構楽しいのですww セット販売されているものを購入すれば、あまりお金をかけずに色々なジャムウを試すことができます。
ジャムウは試してみる価値あり!
上記の記事に書きましたが、結局のところ、僕はジャムウを使用しても中折れが起こるようになってしまい、その後、ED治療薬を服用し、それでもダメで絶望の淵に立たされた後、中折れの原因が自分のオナニーにあることに気付き、そのやり方を変えることで症状を克服することができました。
ですから、現在は、ジャムウは全く使用していないのですが、もし加齢によって、今後、精力の衰えを感じることがあれば、そのときはED治療薬でなく、ジャムウを再び試してみると思います。
生薬のジャムウは、ED治療薬に比べて身体にも優しいですし、服用すれば確かな効果を感じることができるからです。
もちろん、自分の身体に合ったもので、しかも偽物ではないということが条件としてはありますが、それらの問題を差し引いても、ジャムウはなかなか優れものの強精剤であると思います。
読者の男性の方(あまり多くないかも知れませんが)で、もし、精力の問題でお悩みがあれば、ジャムウは「試す価値アリ!」と断言します。是非、ご一考ください。
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