なぜ、僕なんだろう?

その他

ふとした瞬間に、「なぜ、僕なんだろう?」と思うことがあります。

僕がこのサイトをはじめた頃には、中イキ開発を提供する施術者の数は限られていました。ですが、今は、「中イキ開発」で検索をかけたり、Twitterを見れば、そこには数多くの「中イキ師」さん、「脳イキ師」さんたちがいらっしゃいます。

そんな中で、僕の体験に応募してくださる女性は、なぜ他の誰かじゃなく、僕を選んでくれたのだろうと考えることがあるのです。

新しいご利用者様のご感想をサイトにアップするたびに、「ご利用者リスト」を書き換えるのですが、そこに並んでいる女性たちの名前を見ると、自分が得ることのできた大切なご縁をありがたく感じると同時に、とても不思議な気分にもなります。

若くもない、イケメンでもない、条件はやたらとうるさい(汗)僕に、ひと時の間とはいえ、彼女たちは、大切な心と身体を委ねてくれたのですから。

ある女性の一言

実際、体験の際に、「どうして僕だったんですか?」と尋ねたことが何度かあります。

「ご利用者様のご感想を読んで興味を感じたから」、「催眠が上手そうだから」、「サイトのデザインがおしゃれな感じだったから(笑)」等々、その理由は様々でしたが、ある女性がおっしゃった一言が、とても印象に残っています。

「ケンタロウさんは、最初のメールから、私にちゃんと向き合ってくれたから・・・」

彼女は、そう答えてくれました。

これは僕にとっては、意外な答えでした。なぜなら、その女性には申し訳ないのですが、僕としては普段通りのメールを送ったつもりで、彼女のために何か特別なことをしたという感覚は、全くなかったからです。ですから、思わず、「え? あれくらいのメールは、普通じゃないんですか?」と反応してしまったのです。

すると彼女は、「全然、普通じゃないですよ」と言って、こんな話をしてくださいました。

彼女は、長い間、中イキができないことに悩んでいたそうです。回数を重ねれば、いつかはイケるのではないかと考え、パートナー以外の男性とも何度かセックスをしたのですが、それでもうまく行かず、いよいよ「専門家」の助けを得ることを決意されました。

そこで、ネットやTwitterで見つけた3人の「中イキ師」さんに、これまでの経緯を説明したメールを送り、「こんな私でも、中イキはできるのでしょうか?」と尋ねたそうです。

そのうちの1人は、その質問については完全にスルーして、「じゃあ、早速、日程と待ち合わせ場所を決めましょう」と、とにかく「会うこと」ばかりを優先した、ガツガツとした感じの返事を返してきたそうです。

2人目は、「そうした質問をされるということは、私のことを信頼していないということなのでしょう。信頼関係なくして、中イキの開発は無理です」と勝手にキレて、向こうから断りを入れてきたそうです。

そして、3人目の方は、質問には答えてくれたのですが、「大丈夫です。私とならば、どんな女性でも100%中イキできます!」と自信満々の答えを返してくれたのだそうです。

「最初の2人はともかく、3人目の方については、何も問題ないのでは?」と感じたので、そのことを彼女に伝えると、「そうなんですけど、『100%』というところで、何だか気持ちが萎えてしまって・・・これまでの苦労があるからこそ、『簡単に中イキをさせられます』って自信満々に言われても、逆に信じられなかったんです」と彼女。

「ケンタロウさんは、私の質問に丁寧に答えてくれただけでなく、中イキ開発はうまく行くこともあれば、行かないこともあること。うまく行く場合は、こういう条件ならうまく行き、ダメな場合は、こういう理由でダメなのだということを、きちんと説明してくれて・・・それで『この人なら信頼できるかも』と思ったんです」とおっしゃってくれました。

改めて、自分のメール対応を振り返ってみる

自分で言うのもなんですが、彼女のご指摘の通り、僕は、体験希望者や体験を検討している女性からの質問や疑問に対して、出来る限り、しっかりと回答することを心掛けています。

実際に、体験をお受けした女性はもちろんのこと、残念ながら体験をお断りさせていただいた女性、あるいは遠方にお住いのため、体験にご応募いただけない女性からのメールについても、分け隔てなく対応するようにしています。

自分では、特に「丁寧さ」を意識してやっているわけではありませんが、それなりに時間はかけていると思います。振り返ってみると、一通のメールを返信するのに、一時間以上をかけていることはしょっちゅうあります。その時間と労力を仕事に費やしていたら、僕も、もう少し出世できていたかも知れません(笑)

僕が、メール対応に時間をかけるのは、やはり過去に心理カウンセラーをしていたことの影響が大きいかと思います。現役時代、僕は、原則として、カウンセリングは対面で行うべきという考えを持っておりましたので、いわゆるメール相談的なことはしていなかったのですが、それでも、クライアントから対面時間外に、お悩み事を記したメールが届くことがありました。

もちろん、当時のクライアントのほとんどの方は、僕が「仕事」としてカウンセリングを行っていることは分かっていらっしゃったので、普段は、そうした相談メールは送ってこられませんでした。ですが、何かトラブルが発生したり、どうしてもご自身の心のコントロールがうまく行かなくなった時などに、「助けてください!」とメールが入ることはあったのです。

そうしたメールのほとんどは、緊急性が高く、対応が難しいものでした。つまり、こちらの回答次第では、クライアントが自傷や自死に至る可能性もある状況で、返信をする必要があったのです。当時の僕は、電話で相談を受けるということはしておりませんでしたので(クライアントがカウンセラーと気軽に連絡が取れると、依存性が高くなる危険性があるので)、まさにメールの一語一句が、クライアントの人生を左右するという状況もあったのです。

実際、大変な緊張を伴う作業でしたが、逆にそれを淡々と行うことも、カウンセラーとしての技量の一つでもあったのです。

そうしたメールは、深夜に届くことが多いので、「さあ、寝よっか♡」って、セクシーな彼女が全裸で横たわるベッドに向かおうとした途端に、スマホのメール受信音が鳴って、そのまま2時間、パンツ一丁でPCの前で返信を書いたこともありました。僕自身は、その作業を苦痛とは感じませんでしたが、当然、彼女からはこってりと絞られました(苦笑)

もちろん、カウンセラーを辞めた今は、そのようなメールが深夜に届くことはほとんどありません(海外の取引先からのクレームは別ですが) そして、読者の女性から届くメールについても、緊急性の高いものは、ほとんどありません。ですが、いただいたご相談メールに対して、自分の出来る限り「きちんと」返信をしようという気持ちだけは、未だに変わってないのだと思います。

中イキ開発のリアル

ネット上に、中イキ開発や脳イキ開発の施術者が溢れる今、この「業界」では、いとも簡単に女性に中イキを達成させることのできる、凄腕の男性が急増しているように思えます。

もちろん、それは、一方ではとても喜ばしいことです。それだけ、女性の心身を慮(おもんばか)った、正しいセックスができる男性が増えたことを意味するからです。

ただ他方で、単に見知らぬ女性とのセックスを実現するための「道具」として、「中イキ開発」という看板をを利用しているだけと思わざるを得ない施術者も、残念ながら見受けられます。

上記の女性が、「『100%』というところで何だか気持ちが萎えてしまって・・・」という状態になってしまったのは、こうしたところを敏感に感じ取られたからかも知れません。

僕の個人的な考えではあるのですが、女性の中イキ開発に真剣に取り組んでいる施術者であればあるほど、その難しさや、失敗例を包み隠さず公表しているように思えます。そうした方々は、それが「中イキ開発のリアル」であり、それを正しく伝えることから、本当の開発が始まるということを知っているからです。

実際の中イキ開発は、「セックスが上手な男性にエッチしてもらえば、一発でイケるようになる」という単純なものではありません。女性の側でも、心身両方で様々な努力をしていただく必要があります。それを知らずに開発を受けてしまい、うまく行かなかった場合、女性の自信はさらに低下してしまうことになりかねません。それどころか、そのことが原因となり、中イキ自体を諦めてしまうことだってあろうかと思います。

こんな偉そうなことを言っている僕自身も、開発を初めて間もない頃は、失敗談を公表するということは避けていました。そのことで、体験希望者が減少することが怖ったのです。ですが、僕の中イキ開発の師匠や、尊敬する施術者の方々が、堂々と失敗談を公表し、それでも施術希望者が殺到しているのを目の当たりにして、自分の考えが間違っていることに気付きました。それからは、僕も失敗談を公開して、開発がうまく行かなかった理由をしっかりと考えて、公表することにしました。

それができるようになったのは、僕自身、単に女性とセックスをすることよりも、開発が成功して女性に喜んでいただくことの方が、楽しくなっているということがあるのかも知れません。そして、ありがたいことに、そうして失敗談を公表するようになっても、体験の希望者は減るどころか、ますます増えています。

もちろん、日々、開発についての研究は欠かさず、その精度と成功率を高めるための努力は重ねていますし、これからも続けていきます。僕もアラフォー。若い施術者とでは、ルックスや肌のつや、体力では勝負になりません。ですから、ここは年相応の男としての味を出して、技術と懐の深さを武器に、戦っていきたいと思っています。

最後は、ベテランのプロ野球選手みたいなコメントになってしまいましたが(笑)、これからも精進していきます。今後とも「中スキ!」(全然、定着していませんが、「でも、やるんだよ!」)をよろしくお願いいたします。

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