
体験者:ナツさん 年齢:24歳 職業:会社員 パートナー:なし
ご応募の動機:性交痛の悩みとセックスの概念を変えてみたくて。
ナツさんの体験談
ケンタロウからのコメント
ナツさんは、性交痛のお悩みを抱えていらっしゃいました。
性欲も普通にあり、エッチも好きなのですが、いざ挿入となると、
婦人科で相談をされ、医師の指示でピルの服用を始めてからは、だいぶ症状は緩和されたのですが、それでも痛みは残ったままで、どうしてもセックスに対して気後れしてしまう。
せっかく、セックスをするなら、楽しみたいし、気持ち良くなりたい。自分の中のセックスの概念を変えたい。それが、ナツさんが体験にご応募された理由でした。
お申し込みのメールを読ませていただいたとき、体験をお受けすべきかどうか、かなり悩みました。なぜなら、性交痛の問題は一筋縄ではいかぬもので、ましてや、医師でもない自分には、手に余るところがあります。
ただ、ピルを処方されて、
もし、ナツさんの症状が、この心因性のケースであった場合、
そこで、もとから性交痛がある方は、体験でも痛みが出てしまう可能性が高いことを、正直にお伝えした上で、それでも体験を希望されるかどうか、お伺いしました。
ナツさんからは、「(解決)方法の一つとしてケンタロウさんに依頼させていただいていますの
体験当日、待ち合わせ場所に立っておられたのは、お洒落っぷりが目を引く女性。聞けば、ナツさん、ファッション関係のお仕事をされているのだそうです。
「フラペチーノ・テスト」をクリアして、ホテルにチェックインし、コロナ対策を施してから、カウンセリングを開始します。
今回の体験では、ご依頼の内容から、どうしても話の中心は、性交痛に関するものになります。その中で、婦人科での診察についても、改めてお聞きしましたが、一度、子宮内膜症の可能性があるとの診断を受けたことがあり、それが性交痛の原因ではないかと疑ったこともあったようです。
ですが、子宮内膜症で痛みが生じる場合は、膣の奥が痛むケースが多く、ご自身は膣口辺りが痛くなるので、関係はないのではと、考えていらっしゃるとのことでした。
また、セックスの際には、挿入の際に痛くなってしまうかもしれないと、身構えてしまうことがよくあるので、
この時点で、僕の中では、催眠リラクゼーションを用いて、ナツさんの心身を、可能な限り深いリラックス状態に導いた上で、ローションを使って挿入を試してみるという方針が固まりました。懸念していた、トラウマ等による影響の可能性は、低いと判断いたしました。
同時に、通常の開発を通じて、セックスの気持ち良さも十分に感じていただきたかったので、「レクチャー」(詳細については、近日中にアップする記事の中でご紹介する予定です)と名付けた、「中イキのための、意識改革プログラム」をお受けいただいてから、催眠誘導へと移行しました。
ナツさんの催眠への反応は、それなりに良いものではありましたが、幻覚域にまで達する勢いはなかったため、当初の方針通り、リラクゼーションを優先させることにいたしました。
「リラクゼーション催眠」で深い脱力を味わっていただき、さらに入浴で身体を温め、チョコレートタイムを経て、いよいよ、性感セラピーを施してまいります。
色白で、女性らしい肉付きの、綺麗なお身体に優しく触れ、全身をほぐしていきます。感度も良く、クンニをさせていただくと、可愛らしい喘ぎ声が、ナツさんから漏れます。
いよいよ、すでに十分に濡れているナツさんの内側に、指を滑らせていきます。慎重に、まずは、人差し指のみ挿入してみましたが、痛みは出なかったご様子です。
そこで、中指も副えて、指を二本挿れてみましたが、このとき、指先に少し引っ掛かりを感じました。
ナツさんの膣は、いわゆる「名器」と呼ばれる、膣壁に凹凸を感じられるタイプでした。ですが、その凹凸が大きい部分があり、そこに指があたっているようなのです。ただ、この時点では、痛みは生じておりません。
慎重に、膣内の愛撫をしつつ、膣内の感度を高めていく開発を行いましたが、いよいよ、挿入して性交痛の様子を確認することにいたします。
ローションを、膣口と内側とペニスに塗り、ゆっくりと内側に入っていきます。挿入時には痛みはありませんでしたが、その後、動き始めると、やはり痛みが生じてしまうご様子です。
ピストンは極力せずに、ペニスを奥に押し付けるようにして、ポルチオを刺激したり、色々な体位を試して、痛みの少ない姿勢を探したりもしてみましたが、痛みを軽くすることはできず、その時点で開発を終了いたしました。
ペニスを挿入した際も、指を挿れたとき同様に、膣壁の凹凸にあたる感覚がありました。以前の婦人科での診察では、性交痛の原因は、器質的なものではないという診断でしたが、僕の感覚では、この凹凸、つまり膣内の形状が、痛みの理由の一つになっている可能性もあるように思えました。
そのことは、ナツさんに、正直にお伝えしました。同時に、入浴時に手足に触れさせていただいたときに、「冷え」がかなり強かったので、そちらも痛みの原因の一つになっていかも知れないので、改善方法のアドバイス(足つぼを試みること)をさせていただきました。
体験を終えて思ったことは、「やはり、性交痛は一筋縄ではいかない!」、でした。ですが、この症状にお悩みの女性は本当に多く、今後も、体験を通じて向き合っていかなければならない問題であると、再認識いたしました。医師でもない僕には、できることは限られるとは思うのですが、引き続き対処法を研究していくつもりです。
結局のところ、大した成果を生むことができず、ナツさんに対しては、申し訳ない気持ちで一杯です。それでも、「レクチャ―」を通じて、中イキの感覚を掴んでいただけたとのことで、それに関しては、良かったと素直に思えます。
いつの日か、ナツさんが性交痛を克服されて、セックスを心の底から楽しめる日が来ることを、心よりお祈り申し上げます。
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