本ブログの記事における人気テーマの一つに、「スペンスの乳腺尾部」があります。これまでに、以下の5つの記事を掲載しました。
・ 「胸にもGスポットがあった!?」試してみたい「スペンスの乳腺尾部」への刺激
・ 「スペンスの乳腺尾部」を実際に開発してみるとこうなった!
・ スペンスの乳腺尾部の開発と催眠
・ スペンスの乳腺尾部への愛撫は、どうして気持ち良いのか?
・ スペンスの乳腺尾部の自己開発はできますか?
実は、これらの記事、特に最近公開した2つの記事を執筆している間、僕自身、とても気になっていたことがあったのです。それは・・・
スペンスの乳腺尾部の「スペンス」ってなに?
・・・ということです。
そもそも、この「スペンスの乳腺尾部」ってワード自体、ものすごく気になりませんか? 最近は「スペンス乳腺」とか「スペンス」とか省略されることが多いのですが、このワードが最初に出回った頃には、「スペンスの乳腺尾部」と表記されることが多かったと記憶しています(本ブログでも、基本は「の」を入れて表記しています)
わざわざ「スペンスの」と断りを入れているということは、この「スペンス」というのが重要な意味を持っているということです。
そこで、「スペンス」が一体何なのかを、軽い気持ちで調べてみたのですが、これが思わぬ大調査になってしまいました。
「スペンスの乳腺尾部」で検索
まず手始めに、Google先生に尋ねてみることにしました。「スペンスの乳腺尾部」と打ち込み、検索をかけてみます。すると、スペンスの乳腺尾部の位置や、その愛撫の仕方について記されたページが大量に出てきましたが、そのほとんどが、「『胸のGスポット』と呼ばれる部分」等の簡単な記述があるのみで、「スペンス」が何であるのかの説明はされていませんでした。
次に、「スペンス乳腺」や「スペンス乳腺尾部」で検索をかけてみましたが、結果は同じでした。
その検索結果の中に、ウィキペディアのページが無いことも気になり、直接、サイトから検索をかけてみましたが、「スペンスの乳腺尾部」あるいは「スペンス乳腺尾部」という項目は、開設されていませんでした。
「スペンス」で検索
そこで、「スペンス」というワードのみで検索をかけてみました。すると、出てくるのは、エロール・スペンス・ジュニアのことばかり。
いくら、「エロール」というエッチな名前を持っていても、ボクシングの現・IBF世界ウェルター級王者が、おっぱいの性感帯と関係があるとは思えません(笑)
次に、コトバンク経由で、『ブリタニカ国際大百科事典』を調べてみると・・・
・ Sir Basil Urwin Spence(20世紀初頭に活躍したイギリスの建築家)
・ Kenneth Wartinbee Spence(新行動主義のエール学派創設者の一人である、アメリカの心理学者)
・ William Spence(産業革命やナポレオン戦争時に活躍した、イギリスの重農主義的主張の経済学者)
・ Andrew Michael Spence(2001年にノーベル経済学賞を受賞した、アメリカの経済学者)
・・・と、そうそうたる「スペンスさん」達の名前が挙がりますが、どの方も女性のバストには目もくれないで、真面目にお仕事に励んでいそうです。
この中にお医者様はいらっしゃいませんか?
「スペンス」で見つからないのであれば、「の」以下の「乳腺」あるいは「乳腺尾部」で調べてみるしかありません。
「乳腺」については、ウィキペディアをはじめとしたウェブ辞典や、多数の医学サイトに記述がありましたが、もちろん医学的な説明がほとんどです。その中に「スペンス」の文字を探してみましたが、何も書かれていませんでした。
意外だったのは、「乳腺尾部」というワードで検索をかけても、出てくるのが「スペンスの乳腺尾部」のことばかりで、その他の記述としては、「国立がん研究センター」のサイトの「悪性腫瘍」に関するページで、「乳腺の尾部」という表記がある程度でした。
このサイトにヒントを得て、次に、「スペンスの乳腺尾部」に関する医師の説明がないか探してみましたが、その結果分かったことは、このワードはあくまでも俗称であって、医学的にはその存在も、性感を得るメカニズムも証明されていないという事実でした。
絶望の暗闇に射した一筋の光(笑)
この時点で、僕は調査をほとんど諦めかけていました。実際、「色々探してみましたけど、結局はよく分かりませんでた、てへぺろ(๑´ڡ`๑)」みたいな感じの記事も書き始めていました。
翌日、書きかけの記事を進めようとしてPCを開いたとき、何気なく、もう一度だけウィキペディアの「乳腺」の項目を覗いてみました。そのとき、たまたま目に入ったのが、「乳腺(英: Mammary gland、羅: Glandula mammaria)」という見出しの説明。それで気付いたのです。
そうだ、英語で調べてみよう!
「乳腺」の英語表記である「mammary gland」で検索をかけても、医学に関するページばかりしか出てきません。そこで、「mammary gland」+「spence」で調べてみると、今度は、日本のスペンス乳腺もののAVのページばかりが表示されます。
次に、「mammary gland」+「orgasm」や「mammary gland」+「sex」と入れても、期待していた情報は出てきませんでした。
・・・ここまでか・・・
と、一瞬思いましたが、
まだだ、まだ終わらんよ!
と自らを奮い立たせ、様々な検索パターンを入力していきました。
すると、ふと「『乳腺尾部』は英語で何というのだろう? 『尾部』だから、しっぽという意味で『tail』とかっていうのかな?」と思い、「mammary gland」+「tail」で検索をかけてみました。すると、出てきたんですよ、この言葉が!
Tail of Spence (from Wikipedia, the free encyclopedia) リンクはこちら
「Tail of Spence = スペンス『の』尾部」です。そして、そこにはこう記述があります。
The tail of Spence (Spence’s tail, axillary process, axillary tail) is an extension of the tissue of the breast that extends into the axilla. It is actually an extension of the upper lateral quadrant of the breast. It passes into the axilla through an opening in the deep fascia called foramen of Langer.
It is named after the Scottish surgeon James Spence.
(from Wikipedia, the free encyclopedia)
スペンスの尾部(スペンス尾部、腋窩突起)は、腋窩に伸びる乳房の組織の延長である。実際は、胸の上部外側の四分円の組織の延長であり、ランガー孔と呼ばれる深層筋膜の開口部を通って腋窩に入る。この部分は、スコットランドの外科医 James Spence にちなんで名付けられた。
(適当な翻訳 by ケンタロウ)
ついに見つけました! 「スペンス」の由来。なんと、スコットランド人の医師の名前だったのですね。
この、ジェームズ・スペンス医師(1812-1882)は、スコットランドの首都エジンバラにある伝統医学校「Royal College of Surgeons of Edinburgh(エジンバラ外科医師会)」の校長を務めた有名な外科医であったとのことです。
その大先生の画像が、こちらです!
ああ、もう、「厳格」を絵に描いたようなお姿。こんな校長先生に習った医学生は、絶対に「スペンス乳腺開発クリニック」とか開業できませんよね(笑)
結論、「スペンス」とは・・・
しょーもないオチはどうでもいいとして、ようやく結論が出ました。
「スペンスの乳腺尾部」の「スペンス」とは、ジェームズ・スペンス医師のことである。
ただ、最後まで分からなかったことが一つだけあって、それは、どうしてこの部分がスペンス医師にちなんで名付けられたのかという理由なんです。恐らくは、彼が発見者であるから名付けられたのだと思いますが、様々な文献を調べてみたのですが、そこまでたどり着くことができませんでした。
もし、その理由についてご存知の方がいらっしゃいましたら、是非、ご連絡いただければ幸いです。もちろん、自分でも、引き続き調べてみたいと思います。
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