「イク事は出来たし理解も出来て良かったです」 シャンさん 32歳 【中イキ講座・受講者のご感想】

 
*2021年度より、「体験」を「中イキ講座」、「体験者」を「受講者」、「体験談」を「中イキ講座・受講者のご感想」へと、それぞれ名称変更いたしました。

*2022年度8月以降は、コース別制度の導入に伴い、原則として、Aコース受講者のご感想のみの掲載となります。

 
受講者:シャンさん 年齢:32歳 職業:自営業 パートナー:あり

受講の動機:イクという感覚を分かりたいと思ったので。

シャンさんのご感想

イクというのがいまいちわからず、これがイクだってわかるようになりたいと思い色々と検索して辿り着きました。

わかるようになりたいけど、行為後に何度か膣炎になってしまい、婦人科に行き、優しい行為をして下さいと医師から言われたので、膣が弱い自覚もあり下手に経験も出来ないなと思ってましたが、イク事についての知識を教えてもらい、催眠も経験できて面白かったです。

経験不足だからこれって掴むのが難しいですが、イク事は出来たし理解も出来て良かったです。

ケンタロウからのコメント

シャンさんは、女性用風俗のまとめサイトでの紹介記事をご覧になり、ご応募くださいました。ご感想に書かれている通り、ご自身の中でイクという感覚が分からず、もしイケているのであれば、よりはっきりと自覚を持ちたいという想いが強くなり、お申し込みくださいました。

講座の当日、待ち合わせ場所に立っておられたのは、涼やかな目元が印象的な美人さん。ご挨拶を交わしてから、最終意思確認を行います。

すると、ここでシャンさんの表情が曇りました。

「あの・・・やっぱり、最後までするんですよね?」

「Q & A」のページでも詳しく説明しておりますが、講座においては、あくまでも「心構えとして」、NGがないことを条件とさせていただいております。状況次第では、最後までしないこともありますが、スタートの段階で、それをお約束することはできません。

そのことをお伝えすると、シャンさんは、申し訳なさそうに、こう続けられました。

「メールにも書いたと思うんですけど、私、粘膜が弱いみたいで、行為の後に膣炎になってしまったことが何度かあって・・・それで、ちょっと不安なんです」

「なるほど、そういうことか」と、理解はしたものの、そうであれば、膣へのアプローチ自体も難しくなる可能性があり、開発自体を行えなくなることも、想定しなければなりません。そこで、最大限の配慮をしつつ、お身体の状態を確認しながら開発を進めて行くことをお約束して、その上で、どうするかはご自身でお決めいただいたい旨を、お伝えしました。

かなり迷われたご様子でしたが、「やっぱり、講座への興味の方が不安よりも強いので、受けたいと思います」とご決断いただけたので、ホテルへと向かいました。

チェックインの後、改めてご挨拶を交わして、雑談からスタートします。シャンさん、見た目はクール系の美人さんですが、柔らかく、穏やかで口調で話されます。そのギャップが、とても魅力的で、ついつい雑談の時間が長くなってしまいました。

心地の良い時間でしたが、このまま雑談ばかりを続けている訳にはいかず、気合を入れ直して、カウンセリングをスタートします。

お話をお伺いする中で分かったことは、どうやら、シャンさんのこれまでのパートナーは、愛撫の仕方が荒い方が多かったようです。そして、現在のパートナー(ご主人)は、愛撫に時間をかけるよりは、早く挿入したいタイプなのだそうです。もしかしたら、膣炎の原因もこの辺りにあったかも知れないと考え、開発では、より一層粘膜接触には気を配り、しっかりと濡れていただく必要があると、肝に銘じました。

もう一つ、愛撫を受けた際に、気持ち良くはなれるのだけれども、そこから強い性的興奮が起こりにくい傾向がある点も、少し気になりました。中イキのためには、心身どちらからのスイッチが入れられるにせよ、性的に興奮することが必須です。この辺りは、催眠の入り具合を確認してから、考えてみることにいたします。

カウンセリングの後は、「レクチャー」をお受けいただきました。レクチャーでは、中イキの初期段階としての「小さく、軽く、イク」方法をお伝えするのですが、シャンさんは、「それなら、私も経験あります!」と、おっしゃいました。実際、レクチャーを受けられた多くの女性が、「それが『イク』ならば、私もイったことがあります」という反応を示されます。

実は、イク(オーガズム)こと自体は、大して難しいことではありません。ただ、それを「私は、ちゃんとイケたんだ」と、自覚できるようになるまでが、それなりに大変なのです。そして、この「小さく、軽く、イク」ことを、まずは受け入れて、その感覚を楽しめるようになることが、中イキの「自覚」のための第一歩となります。

レクチャーが済むと、催眠体験を行いました。ここで、深い催眠状態まで誘導できれば、エッチな催眠から性的興奮を高めて・・・なんてことを目論んでおりましたが、残念ながら、この日のシャンさんは、軽い運動支配が入ったところまでで、それ以上は進むことができませんでした。そこで、「リラクゼーション催眠」で、トランス状態への誘導を試みました。こちらは問題なく成功したので、講座の間はトランス状態が続くという、固定の暗示を施してから開眼させ、入浴をしてお身体を温めていただきました。

浴室から上がると、チョコレートタイムに続いて、性感セラピーを開始します。まずは、パウダーマッサージからです。

シャンさんの美しいスレンダーな身体に指を這わせながら、まずは身体の方から興奮のスイッチを入れようと試みます。乳首で強めの反応があったので、そこを指で重点的に愛撫したところ、「もう少し、弱めの刺激がいいです」と、シャンさん。もちろん、乳首は粘膜ではありませんが、やはり、敏感な部分への刺激には気を付ける必要があるようです。そこで、指での刺激は止め、舌を使ったソフトな愛撫を行うようにしました。

乳首への愛撫と並行して、スペンス乳腺尾部と体外式ポルチオの開発も行いましたが、どちらも、「気持ち良くはなれるけど、その先に行けない」という感じの反応です。確かに、興奮は起こるのですが、断続的で、高まったと思ったら、スッと鎮まることが連続する感じです。

そこで、クンニリングスで、どうにか興奮を持続させ、そこからさらに高めることができないか、試してみることにいたしました。粘膜接触になりますので、とにかくソフトなタッチを心掛けます。

反応は上々で、ここで初めて、シャンさんの口から、「気持ちいい」という言葉がはっきりと漏れました。続いて、指挿れも行い、膣奥への刺激も試してみましたが、心配していた痛みも出ず、膣奥からの子宮揺らしで快感を得られているご様子です。

ただ、やはり興奮の波の上下は見受けられたので、あえてここで、吸引式クリトリスバイブ「ウーマナイザー」を使ってみることにいたしました。ウーマナイザーは、クリトリス(の陰核=お豆の部分)には直接触れず、空気振動で刺激を入れるので、クリへの負担を軽減しつつ、連続して快感を与えることができます。試してみると、弱レベルの振動でも、高まった興奮が持続する反応が見られたので、そのタイミングで、催眠カウントで「小さく、軽く、イク」ことを試していただきました。

緊張からの弛緩で下腹部に痙攣が起こり、気持ち良さを感じる・・・まだまだ、その快感の度合いは小さいものの、しっかりと「イク」ことはできています。ただ、ご本人にしてみれば、「え? こんなんでイったって言えるの?」という感じであろうかと思います。

あとは、様々なパターンで、「イク」を繰り返して、快感を蓄積して行くことになります。ウーマナイザー単体で、指との合わせ技で、クンニをしながら指で、そして挿入して・・・コップの中に水を一滴、一滴垂らしていくように、快感を与え続け、コップの縁から水が溢れ出る瞬間のように、それが閾値を超えた時、はっきりとイクことを自覚できるようになるのです。

ご感想の中で、シャンさんは、「イク事は出来たし」とお書きくださり、それは大変ありがたいことなのですが、実際は、その感覚は弱いものであったと思います。ただ、愛撫の最中に、2回ほど、僕のカウント無しで達せられたことがあって、その時の高まり方と脱力からの痙攣の大きさは、今後を期待させるものでありました。

後日譚になりますが、幸いにも、開発による膣内の痛みや、その他の問題は起こりませんでした。そのことからも、ソフトで丁寧な愛撫を心掛ければ、シャンさんのお身体は、エッチにもちゃんと対応してくれることが分かります。そうしますと、課題はやはり、興奮をどう起こし、持続させていくかという部分になろうかと思いますが、こちらにつきましては、いくつかの取り組み方をご提案させていただきました。それらがお役に立つかどうかは分かりませんが、ご自身の性の問題に真摯に向き合われていらっしゃるシャンさんのことですから、いつか必ず突破口を見つけられるのではないかと、期待しております。

講座の方に話を戻しますと、性感セラピーの後は、質疑応答を経て、何故か、シャンさんのお仕事の話で盛り上がり、結局は最後も、雑談で終わることになりました(笑)

今回の講座では、残念ながら、シャンさんが期待されていたほどの、はっきりとした中イキの自覚を得ていただくことはできなかったかも知れませんが、そこに至る道筋だけは示せたのかなとは、勝手に考えております(そうであれば、良いのですが)

シャンさん、改めて、素敵で楽しい時間をありがとうございました!

*ご感想はご本人の許可を得て、メールから転載させていただいております。プライバシー保護のために、必要に応じて修正加筆を行っている箇所もあります。

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