「中イキで大好きな自分になる!」誕生秘話

実は私、今までセックスでイったことがないんだ・・・

僕が、中イキ開発の勉強をはじめたのは、スクールカウンセラーとして勤務をしていた、8年以上も前のことです。

当時、お付き合いしていた彼女とは、とにかく仲良しで、身体の相性が良く、会えば必ずセックスをするような間柄でした。

彼女は、とても感度の良い女性で、身体に少しでも触れると激しく反応し、いつも大声を上げて達するので、僕は、彼女がイっていると信じ切っていましたし、むしろ、「感じやすい、エッチな女の子だな~」と思って、彼女とのセックスに、夢中になっていました。

ところが、付き合って3ヶ月ほど経った頃、彼女から、衝撃の告発を受けました。

「ごめんなさい。どうしても言えなかったんだけど・・・実は私、今までセックスでイったことがないんだ・・・」

僕は、唖然として、しばらく声を出すことができませんでした。

彼女に詳しい話を聞くと、僕とのセックスで十分に感じているし、気持ちは良い。身体の反応も、大きな声を出すのも、「演技」ではない。けれども、僕も含めて、これまでに、誰とセックスをしてもイケたことはなく、中イキだけではなく、クリトリスでも達したことがない、ということでした。

彼女は、それまで、このことを、誰にも告げたことはなかったのですが、僕のことが本当に好きになってしまったので、嘘をつくことが辛くなり、別れを覚悟した上で、告白してくれたのでした。

もちろん、ショックはショックでしたが、それよりも、彼女のそうした気持ちに応えたい、という思いの方がはるかに勝り、僕は、彼女にこう伝えました。

「君がイクことができるように、一緒に頑張ってみよう。二人でできることは、何でもやってみよう」

そして、挑戦が始まった

それから、僕は、女性のオーガズムについて、徹底的に研究しはじめました。当時は、「スローセックス」でおなじみの、アダム徳永先生の書籍が少しずつ出はじめた頃で、まずは、アダム流のスローセックス(パウダーマッサージ)と、性感マッサージ(オイルマッサージ)の本を購入し、彼女を相手に試してみました。特に、パウダーマッサージと、アダム流の膣内マッサージの効果はすさまじく、彼女もそれまで以上に、快感を得たようでしたが、それでも、イクことはできませんでした。

その後、アダム先生から、直接ご指導を賜る機会も得たのですが、スローセックスを研究したことによって、それまでの自分のセックスが、いかに雑で、自分本位であったのかを、痛感しました。それと同時に、セックスの奥深さに感動を覚え、性感の探究に、ますますのめり込んでいきました。

催眠の研究をはじめる

次に、僕がとりかかったのが、「催眠」の研究でした。

大学院で学んでいたとき、心理学の授業の中で、催眠について簡単に学んだことはありましたが、そのやり方を、教わったわけではありませんでした。

また、彼女の告白を受け、オーガズムについて調べていたときに、いわゆる、「エロ催眠」のことも知りましたし、催眠をテーマにしたAV作品も、何本か鑑賞しました。ですが、どうしても「ヤラセ」のイメージが強くて、最初は、本格的に学ぶ気にはなれなかったのです。

ところが、スローセックスや、性感マッサージを通じて、彼女の「身体」の部分の感度は、相当増しているのに、最後の最後で、オーガズムに達することができないのには、メンタル面で、何からのブロックがかかっているのではないかと、思うようになりました。「もしかしたら、催眠を使えば、それを打ち破ることができるかも知れない」という期待から、ある有名催眠術師が開催する、催眠オフ会に参加することにしました。

都内のカラオケボックスで、催眠術師の先生と、お弟子さん達が、オフ会の参加者に、鮮やかに催眠をかけるのを目の当たりにして、僕は度肝を抜かれました。これでも、心理のプロの端くれですから、その場で被験者の様子を見れば、心身の状態ははっきりと分かります。そこで行われていたことは、まぎれもない「本物の術(わざ)」でした。

オフ会後の飲み会で、お酒の勢いに任せて、僕は先生に、自分がなぜ催眠を学びたいと思っているのかを告白しました。すると、先生は事無げに、「ああ、私も催眠で、オーガズムの開発とかを、依頼されることがありますよ」とおっしゃいました。

大変驚いて、詳しいお話しをお伺いしたところ、先生はかつて、催眠をテーマにしたAVのプロデュースをしていたこと(男優さんではなく、企画と、顔出しなしで、催眠をかける役をされていたそうです)、そして、その縁で、今でも、催眠を利用したオーガズム開発を、研究されているとのことでした。

「私が教える催眠のスクールでは、健全な催眠しか教えないけれど(笑)、基礎的な技術さえ身につければ、あとは応用だから、ケンタロウさんも一緒に学んでみませんか?」と、先生からお誘いを受け、その場で入学を決意しました。

催眠術の基礎を学ぶには、実は、それほど時間はかかりません。ですが、それを自分のものにするためには、繰り返し、繰り返し、練習を重ねる必要がありました。幸いにも、彼女が被験者になってくれることに同意してくれたので、僕は彼女を相手に、催眠の腕を、メキメキと上げていきました。

「私は、本当は、イクことが怖いのかも知れない」

その間も、彼女とは、中イキ開発のために、ありとあらゆることを試しました。ローターやバイブ等のおもちゃも使いましたし、刺激を高めるために、ソフトSMや、さまざまなシチュエーションで、セックスをしてみたりもしました。怪しげな女性用媚薬にも、結構な額のお金を費やしました(笑)

どれも、それなりの効果があったのですが、それでも、彼女はイクことができませんでした。彼女は、アダム流のスローセックスとの相性が良かったようで、何度もイク寸前までは行くのですが、そこから先には、どうしても踏み込めない感じがするというのです。

その頃から、セックスの後に、彼女がポツリと、「私は、本当は、イクことが怖いのかも知れない」と漏らすようになりました。

実は、そのことは、僕自身も感じていました。彼女が絶頂に達する寸前に、一瞬、不安そうな、恐怖にも似た表情を見せることが何度もあり、それが、カウンセリングで接する、恐怖症を抱えたクライアントの姿に、重なったのです。ですから、その恐怖心をなんとかしなければ、彼女の中イキも達成できないかも知れないと考え、今度は、催眠を利用したセラピー、「ヒプノセラピー(催眠療法)」を学ぶことを決意しました。

ヒプノセラピー(催眠療法)を学ぶ

アメリカで最も権威のあるという、ヒプノセラピーの団体の講座を、初級から上級、さらには指導者の資格が得られるコースまで、すべて受講しました。僕には、カウンセラーとしての素地があったので、技術の習得には、さほど時間はかかりませんでした。そして、彼女を相手に、セラピーを開始しました。

不思議なことに、いつものエッチな催眠にはすぐにかかる彼女が、セラピーになると、急に催眠への反応が鈍くなりました。それが彼女の潜在意識の「抵抗」であることが分かっていたので、とにかく時間をかけて、繰り返しセラピーを行いました。

セラピーの完了までは、約一カ月半を必要としましたが、その結果分かったことは、彼女の母親のセックス観が、彼女に大きな影響を与えていたということでした。

彼女の母親は、過去に、とある新興宗教に入信していた時期があり、その宗教では、「セックスは汚いもの」という教義が伝えられていたそうです。そのため、母親は、極端に性に関する情報から、娘を遠ざけようとして、例えば、テレビドラマを観ていてラブシーンがはじまると、あわててテレビの電源を切るだけにはとどまらず、そこから、「いかにセックスがいけないことか、汚らしいことか」といった説教を、長時間続けたそうです。

このことを、彼女は普段の記憶でも持ってはいたのですが、特に気にはしていなかったそうです。なぜなら、思春期に入った頃から、そんな母親に反発するように、オナニーをはじめ、大学に進学してからは、彼氏もできて、そんなことを何も考えずに、セックスをしていたそうです。

ですが、セラピーで、彼女に「年齢退行催眠(トラウマを探るために、過去の記憶にアクセスする催眠の技術)」を施した際に、自分では全く記憶していなかった、過去の辛い出来事を思い出したのです。

それは、彼女が11歳で、初潮を迎えたときのことです。母親にそのことを告げると、あからさまに嫌な顔をして、小さい声ながらも、はっきりと、こうつぶやいたそうです・・・「小学生のくせに、色気づいて!」

それを聞いた彼女は、そのとき、自分が、とても悪い人間になってしまったような気持ちになったそうです。そして、同時に、自分が「色気づくこと=女として性に目覚めること」に、強い嫌悪感と、罪悪感を抱いたそうです。

彼女は、表面的にはそのことを忘れてしまいましたが、心の中では、その嫌悪感・罪悪感が、ずっと育っていったのです。そして、彼女がセックスを体験し、女性としての性に目覚める中で、その究極の体験である、オーガズムの達成に対しても、同様のネガティブな感情を持つようになってしまったのです。

このセラピーを行っている間、彼女は号泣していました。そして、終了後には、「自分が母親のあの一言に、あれほどまでに傷ついていたなんて、思ってもいなかった」と驚いていました。

ついにその瞬間が・・・

そのセラピーの数日後、僕たちはセックスをしました。いつも通り、スローセックスから入り、彼女が十分に昂り、潤ってから、彼女の中に入りました。すると、その瞬間から、彼女がものすごい力で僕に抱きつき、泣きはじめました。

泣きながら、彼女は、「いいんだよね、好きだから、いいんだよね?」という言葉を繰り返しました。僕も、その質問の意味が、はっきりと分かっていたので、「いいんだよ」と返事をしながら、彼女の中で動きを続けました。やがて、僕自身も昂ってくると、いつもは大声を上げて絶叫する彼女の口から、一切の言葉がなくなり、僕の射精のタイミングに合わせて、大きく目を見開くと、そのまま激しく痙攣して脱力してしまいました。

しばらくの間、二人はすっかり虚脱状態になってしまいました。それから、彼女がはらはらと涙を流しながら、僕に告げました。

「私・・・イっちゃった・・・はじめてイケたよ・・・嬉しい!」

その言葉を聞いた僕も、思わず泣いてしまいました。しばらく、抱き合って二人で号泣した後、なぜだか分からないけれど、どちらからともなく笑いはじめ、最後はゲラゲラと大笑いしていました。

それから、彼女と、この体験について話をしました。「いいんだよね?」と僕に尋ねたことを、彼女ははっきりと覚えていました。

「あの瞬間に、はっきり分かったの。私はセックスでイクことに、ものすごい罪悪感を持ってたんだって。だから、『本当に好きな人とのエッチなんだから、いいでしょ?』って、自分に言い聞かせていた感じがする」

それを繰り返していたら、もう何が何だか、分からなくなってしまったそうです。気持ちよさと解放感のようなものが同時に押し寄せて、声を出すことができなくなるくらい、身体に緊張が走って、最後の瞬間に、それが「ふわっと」抜けたそうです。

こうして、彼女は中イキを達成しました。最初の告白から、半年が過ぎていました。実は、その約一年後に、様々な事情から、僕たちは、お別れすることになってしまうのですが、それまでに、彼女はセックスで、毎回イケるようになっていました。

「私には、何の価値もないもの!」

「彼女とお別れしてから、数ヶ月経ってからのことです。当時、僕はスクールカウンセラーの仕事だけでは、食べていくことができず、知人の経営するカウンセリング・ルームで、アルバイトをしていました。そこで、一人の女性クライアントを、担当させていただくことになりました。40代半ばの、女性経営者の方です。彼女のお悩み事は、「何の前触れもなく、夜中に突然悲しみの感情に襲われて、涙が止まらなくなる」というものでしたが、お仕事も、プライベートも充実されているようで、表面的には、何の問題もなさそうでした。

ところが、三回目のカウンセリングを行ったときのことです。僕が投げかけた、ある言葉をきっかけに、突然、彼女が大粒の涙を流し、叫び声を上げました。

「私には、何の価値もないもの!」

その瞬間、僕は彼女の抱える問題の中心に触れたと直感しました。そこで間髪入れずに、矢継ぎ早に、質問を投げかけました。

「あなたは、すべてを持っているじゃないですか? 地位も財産も大切な家族も。そんなあなたが、どうして、自分に価値がないなんて言えるんですか?」

すると、彼女は、押し殺したような声で答えました。

「私は・・・私には、女としての価値がないの。私はイケないの。イったことが一度もないの・・・」

それから彼女は、堰を切ったように話しはじめました。

自分は、初体験の相手でもある夫を愛してはいるが、夫とのセックスで、絶頂を感じたことがないこと。そのために、自分は女として価値のない、欠陥品であるという思いを、若い頃からずっと持ち続けていたこと。その思いを打ち消すために、仕事に打ち込んで来たけれど、年齢とともに、肉体の老いを感じることが多くなった今、このまま女としての喜びを知らずに死んでいくことが悲しくて、むなしくて仕方がないこと・・・

結果から先に言いますと、僕はこのとき、彼女のお悩み事を、完全に解決することはできませんでした。「話ができて、気が楽になった」とはおっしゃっていただけましたが、根本的な問題解決には至りませんでした。僕は、この面談によって、大きな課題を突きつけられたような気持ちになりました。

性の悩みに関する相談を受ける

その直後から、不思議なことに、立て続けに、女性クライアントの面談が入りました。それまで、僕のクライアントのほとんどは、男性であったにもかかわらずです。しかも、そうした面談の中で、彼女のように、性の悩み(特に、オーガズムに達することができない悩み)を抱えていらっしゃる女性数名からの、相談を受けることになったのです。

ある若い女性クライアントは、パートナーのエッチの未熟さ、粗雑さが原因で、自分がイケないことを分かっていても、それを彼に言い出せずに悩んでいました。別の女性は、幼少期の性的虐待のせいで、性依存になっていました。パートナーから、セックスに関する、心ない言葉を投げつけられ、心を深く傷付けられた女性もいらっしゃいました。

こうした女性たちが、自分の元カノの姿に重なり、こうなると、僕は自分に、何らかの使命が与えられたかのように、感ぜざるを得ませんでした。この世の中には、元カノがそうであったように、中イキができなくて悩み、苦しんでいる女性がたくさんいる。そうした女性たちは、彼女たちが本来持ち合わせている、輝きや自信を失っていく。それを、何とかすることはできないだろうか?

「中イキで大好きな自分になる!」の誕生

本ブログの構想を、ぼんやりと考えるようになったのは、その頃からでした。僕が、カウンセリング・ルームで、性、特に中イキができないという悩みに関するご相談を受けても、アドバイスをすること以外に、できることはありません。元カノの、中イキ開発にかかわったことで、自分には、その悩みの解決につながるかも知れない知識と技術があるのにもかかわらず、それを活かすことができないことに、ジレンマを感じるようになっていました。

ちょうど、その頃出会ったのが、このブログにも体験談をお寄せいただいた、怜奈さんでした(怜奈さんのご感想はこちら) 彼女とは、催眠の師匠の講習会をお手伝いさせていただいたときに知り合い、その後、飲み友達のような感じになったのですが、あるとき、飲みの席で、エッチに関する、深い悩みを抱えていることを明かされました。僕は、迷いに迷ったあげく、彼女に、僕のもとで、中イキ開発を受けてみる気はないかと打診しました。彼女は、快く了解してくださり、それはお互いにとって、素晴らしい体験になりました。

これをきっかけに、僕は出会い系サイトの掲示板に、「中イキ開発をお引き受けします」という投稿をしはじめました。すると、驚くほど多くの女性からの反応がありました。その何人かとお会いして、実際に中イキ開発をさせていただく中で、いかに女性が、性やセックスについて多くの悩みを抱え、そのことで自信を失い、辛い思いをされているのか、改めて知ることができました。そして、中イキ開発が成功したとき、彼女たちに大きな変化が訪れ、それまでよりも、もっともっと自分を好きになれる。そう、まさに、「中イキで大好きな自分になる!」のを、目の当たりにしたのです。

そして、出会い系サイトを通じて、ある程度の手応えを感じることができましたので、2016年の1月から、満を持して、ブログを開設して、一般向けに体験を公開する決意をしました。

*続きは、「管理人プロフィール」のページをお読みください。

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コメント

  1. 大変興味深く読ませて頂きました。
    私もヒプノセラピストでして、催眠によって性の解放、性被害などのトラウマケアなどができるのではないか?と検索でこちらにたどり着きました。
    また、現在アダム徳永氏のもとでエヴァセラピストとしても活動をスタートしております。
    なぜこれほどまで女性は中イキをしたいのか?
    なぜケンタロウさんが無料で行っているのかなど
    一度ゆっくり伺ってみたいです!
    イベントなど講演もお願いしたいなぁと想いました^^