以前、ご紹介した、超絶オススメ本『恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座』について、改めてその素晴らしさをお伝えしたいと思い、この記事を書くことにします。
中イキ開発の「軸」を与えてくれる本
アルテイシア著、宋 美玄 監修 『恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座』 KADOKAWA (2014)
もうすでに、5回くらい読み返しているのですが、その度に、新たな気付きを得ることができますし、何といっても「中イキで大好きな自分になる!」における、中イキ開発の「軸」の一つになる理念を、この本は明確にしてくれます。
それは、「女性が 『主体性』を持って中イキを達成するためのお手伝いを、僕がさせていただく」というものです。
ですが、いきなり「主体性」とかいわれても、ピンとこない女性も、当然いると思います。そこで、この記事では、僕が考える、女性の「主体性」についてお話をしたいと思います。
セックスにおける、女性の「主体性」とは
体験を希望される女性の中には、過去に、セックスのパートナーからひどい扱いを受けたり、心ない言葉を投げつけられたりしたことがある方が少なくありません。
例えば・・・
「マグロ女とセックスしても、面白くない」
「お前みたいに感じない女は、はじめてだ」
「前の彼女は、こんなんじゃなかった」
「普通、女なら、ここ触ったら気持ちいいはずなのに」
・・・といった言葉です。
普段は優しく接してくれる彼氏が、セックスになると急変する。あるいは、セックスが終わった途端に態度が変わる。こうした、彼らの豹変ぶりに戸惑いを感じてしまう女性は、数多くいます。
単に、男がヤリモクだったとすれば、「ああ、クズ男に引っかかってしまったね。今度から気をつけようね」の一言で済むのですが、問題は、その後も、彼とのお付き合いが続いていく場合です。普段の彼が大好きだからこそ、セックスでの不満を伝えることができないし、そんなことをしたら、彼が、自分の元を離れていってしまうのではないかと怯えて、何もできなくなってしまう。そのため、不本意な形のセックスを続けて、やがては、エッチ自体が苦痛になり、嫌いになってしまう・・・そんな女性って、実は結構いらっしゃると思うんです。
ですから、そんなあなたに、一つだけ覚えておいてもらいたいことがあります。
それは、「人は(特に男性は)普段の姿と、セックスのときの姿が異なることが多々ある」ということです。
普段、優しくて思いやりのある彼でも、セックスのときは、気配りが足りなかったり、乱暴になったりということがあったりします。それは、「セックスのときには本性が出る」ということではなく、セックスになると、途端に、余裕がなくなってしまう男性が多いからです。
男性にとってセックスは、快楽を得る行為であると同時に、女性を支配下に置く(という妄想wを叶える)ための行為でもあります(いわゆる、マウンティングというやつです)ですから、セックスのときに、女性が自分の思い通りにならないことに、焦りや苛立ちを感じるのです。自分の男(=オス)としての価値が、低下したと感じてしまうからです。
ですから、「彼の普段の恋愛での態度=セックスのときの態度」とは思い込みすぎない方が賢明です。「恋愛とセックスを切り離せ」とまではいいませんが、女性の側が、ある程度気持ちに余裕を持って、彼との恋愛とセックスについて考える必要があります。
男性は、恋愛にセックスが絡むとバカになる
アルテイシアさんの本を、僕が絶賛している理由は、実はここにあるのです。男性というものは、恋愛にセックスが絡んでくると、途端にバカになります。バカという言葉がピンと来なければ、「ガキになってしまう」でもいいでしょう(本当のガキはセックスしませんがw)「女性の方が精神年齢が高い」というのは、何も子供に限ったことではありません。セックスにおいては、大人であっても、ほとんどの男性の精神年齢は低いのです。だからこそ、女性の方が、上手に自分自身の官能を育てることで、男性を、よりレベルの高いセックスへと導いてあげないといけないのです。
もう一度、先ほどの男性のセリフを思い出してみましょう。
「マグロ女とセックスしても、面白くない」
「お前みたいに感じない女は、はじめてだ」
「前の彼女は、こんなんじゃなかった」
「普通、女なら、ここ触ったら気持ちいいはずなのに」
どうでしょう? これ、完全に、そこいらのガキんちょが、ダダこねているのと同じですよね?
「女なら、ここ触ったら気持ちいいはずなのに」と、この男性はいっていますが、「すべての女性が、触れられたら、必ず気持ちの良い部分」なんて、実際には存在しません。乳首やクリトリスででさえも、感じ方が弱い人は確かにいますし、逆に感じる女性でも、その日の体調や気分によって、快感を得ることのできる場所や、反応は変わってきます。
ですから、もしあなたが、今後も、彼と良い関係を築いていくことを望んでいるのであれば、あなたの方が、未熟な彼に、本物の大人のセックスとはどういうものなのかを、教えてあげてください。大人の女性が、心と身体を解放し本気で感じ、乱れ、エッチになったときにどんな表情をして、どんな声を出して、どんな反応をするのか。その姿が、どれほどいやらしく、可愛く、美しく、愛おしいものかを、彼に見せつけてやってください。
「イカされるんじゃなくて、イク!」
アルテイシアさんの本の中で繰り返される合い言葉、「イカされるんじゃなく、イク!」というのは、そういうことなのです。
男性に、「イカされる」ことばかり考えていると、女性のセックスは、お相手の男性の「セックスの質」に左右されてしまいます。まあ、それが「相性」といってしまえばそれまでなんですが、女性の方から働きかけることのできることも、少なくはないはずです。それが僕の考える、「主体性」です。
最後に、どうしてアイキャッチ画像が、ガンダムのセイラさんなのか、この本の読者であれば、分かってもらえるはずです(笑)
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