実は、そのアネロス・ブランドから、女性向けのANEROSが販売されています。
女性向けANEROSとは何か? その使い勝手は、いかがなものか?
この記事で、詳しくお伝えします。
女性用ANEROS。その名も、EVI(エヴィ)
女性用ANEROSの名称は、EVI(エヴィ)といいます(以下、EVIと表記します)
EVIは、アネロス・ブランドの初の、女性専用アイテムです。意識をしながら一部の筋肉を動かすことで女性器刺激し、オーガズムを誘発しやすい身体を作る、いわゆる膣トレグッズです。
男性向けのANEROS同様、EVIも解剖学に基づいて設計されました。
EVIを膣内に挿入し、ケーゲル体操のようなPC筋(骨盤底筋群)を動かす運動を行うことで、ハンズフリーで、Gスポットとクリトリスに刺激を入れることができます。
ANEROSが元々、前立腺の不具合向けの医療器具であったのと同様、EVIについても、PC筋を鍛えることで、膣の緩みや尿漏れなどの悩みを改善するアイテムという説明がなされています。
ですが、EVIを使用する最大の目的が、性的感度を高め、セックスでのオーガズムを誘発することにあることは、間違いありません。
つまり、EVIは、中イキを目指す女性のための、効果的なトレーニング・アイテムの一つなのです。
EVIって、どんなアイテムなの?
このページの一番上に掲載したのが、EVIの画像になります。
一目見ただけでは、ちょっとオシャレな「ツボ押し」グッズにしか見えません(それも、EVIの魅力の一つです。家族に見つかっても、ごまかしやすいのですww)
実際に使用する際は、EVIの丸い部分を、膣内に挿入します。そのとき、反対側の棒状になっている部分の先端が、クリトリスのあたりに触れることになります。
EVIを挿入した状態で、PC筋を動かす運動を行うと、ちょうど「くびれ」のあたりを支点にして、前後(姿勢によっては上下)に動きます。このとき、膣外ではクリトリス、膣内では、いわゆるGスポットと呼ばれる部位の周辺から膣奥まで、刺激が入ります。
文章では、イメージしにくいかと思いますので、アネロス・ジャパンさんの製品紹介ページの中にある画像を、ご覧になっていただくことをおすすめいたします。
PC筋の動きを利用して、ハンズフリーで体内に刺激を与えるための仕組みについては、男性用ANEROSでの長年の研究が、フィードバックされています。
また、ANEROSの人気商品である「SYN(シン)」シリーズと同じ、FDA(アメリカ食品医薬品局)の材質承認を受けた、最高品質の医療用シリコン素材が、EVIにも使われています。
僕も、SYNシリーズを実際に使用していますが、このシリコンの品質の高さは特筆すべきもので、「ヴェルヴェット・タッチ」と称される肌障りの良さが与えてくれる安心感は、身体の中に入れるものであるがゆえに、とても重要であると思います。
さて、このEVIですが、男性用アネロスと同様、効果を得るためには、訓練が必要となります。
バイブの振動や、器具を手で動かして気持ちよくなる、他の性玩具とはまったく異なるコンセプトで作られているからです。
手っ取り早く快感を得るのではなく、あくまでも、身体を鍛え、調えながら、自然なオーガズムを目指すというのが、EVIを使ったトレーニングの目標となります。
最近、中イキ開発を意識したバイブが多く発売され、女性にも人気が高いようです。
「マリンビーンズ」とか、「スカイビーンズ」とかが有名ですね。
もちろん、バイブの振動を利用して、ひとまずイクことを覚え、そこから、徐々に自然の形の絶頂へと誘導していく開発のやり方も、存在します。
ですが、バイブに慣れ過ぎてしまうと、女性によっては、普通のセックスでイクことが難しくなってしまいます。
そのため、僕は、体験でも、極力バイブを使うことは避けますし、使用する場合でも、まず初めは、自然な愛撫での開発を試みます。
女性がご自身で、中イキのためのトレーニングをする際も、バイブに頼りすぎるとかえってイキ難くなってしまうことから、バイブよりはディルドーを使うことをお勧めする開発者も多く、僕も同じ意見を持っています。
とは言え、ディルドーは、サイズ的にも、形状的にも、なかなかハードルが高く(笑)、気軽に持てるものではありません。
そこで、振動に頼らずに膣内外の開発ができ、しかも、見た目が「いかにも」ではないEVIを、中イキ開発の自助アイテムとして、僕は高く評価をしているのです。
EVIの使い方
EVIは膣内に入れて使うのですが、挿入の際は、ローションを使用した方が良さそうです。
この記事を書くために、多くの体験談を読みましたし、実際にEVIを使用している女性にもお話をお聞きしましたが、平均的な日本人女性の体格では、ローションなしで挿入するのは、ちょっと難しそうです。
もちろん、あらかじめオナニーをして、しっかりと濡らした後であれば、ローションなしでも問題なく挿入できるかと思いますが、ほとんどの女性がローションを併用しておられるようです。
使用するローションは、男性用ANEROSを直腸に挿入するときほど、気にする必要はなさそうですが、乾きにくく、本体を劣化させる心配もなく、後片付けも楽な、アナル開発用の水溶性ローションがおすすめです。
少々値は張るのですが、アネロス・ブランドから、「セッションズ」という専用のローションが販売されているので、そちらを利用してもよろしいかと思います。
ローションさえ使えば、丸いヘッドの部分は、さほどの抵抗もなく、スルりと膣内に入るかと思います。タンポンを使った経験のある女性なら、挿入は難しくないというレビューもありました。
EVIは、T字になっている絵の部分がストッパーになっているので、深く入りすぎることもなく、ベストな位置で止まるようになっています。
そして、ヘッドを挿入した後は、膣外に出ている棒状の部分の、長い方の先端を、クリトリスの方向に向けます。このとき、先端部分は、クリトリスに「触れる」のではなく、クリトリスのある方向に「向ける」くらいの意識で良いと思います。
一応、構造上は、先端部分がクリトリスに当たり、膣を締めると刺激が加わるということになってはいるのですが、日本人女性のレビューを読む限りでは、先端部分が上手にクリに当たらず、快感を得られたという人はほとんどおりません。
恐らくは、体格差から来る女性器のサイズの違いが原因でしょうが、日本人女性が使う際は、クリトリス刺激のことは忘れ、あくまでも膣内の性感トレーニングのアイテムとして捉えた方が良さそうです。
実際のトレーニングの方法ですが、EVIを挿入した後で、意識的に膣を締めたり、緩めたりを繰り返します。
このとき、ケーゲル体操(ケーゲル運動)を参考にすると、やりやすいかと思います。
膣を締めると、ヘッドが膣内で動くのが分かります。膣壁が、お腹側に押される感じです。これが、指や、ペニス、ディルドーで、膣壁を押すのと同じ刺激を生み出します。
通常は、仰向けや横向きの姿勢でトレーニングを行いますが、EVIは立ったままでも、それを行うことができます。
大きめのヘッドのおかげで、一度挿入すると抜けにくくなるので、欧米人女性のレビューの中には、「家事をしながら、ずっとトレーニングしています」とか「通勤の際も、挿入したままです」というものもありました(笑)
トレーニング終了後は、膣内からEVIを抜きますが、ヘッドの大きさもあって、最初は、抜くのにコツが要るというレビューもありました。特に、トレーニングの初期段階では、性感も起こり辛く、濡れにくくなることが考えられるので、やはり、ローションを使用した方が無難でしょう。
使用後のEVIは、薬用石鹸等で洗浄してから、しっかりと乾かしてください。お手入れの不備で一番怖いのが、カビの発生です。アネロス・ジャパンのページでは、アンチバクテリアクリーナーや専用の除菌シートも販売されておりますので、こうしたアイテムを利用しても良いかと思います。
僕が、SYNシリーズのANEROSを洗浄するときは、基本は、薬用石鹸+除菌アルコール(70度程度の度数であれば、シリコン素材をほとんど劣化させないそうです)でクリーニングし、数回使用した後は、医療現場でも使われる殺菌消毒剤「オスバンS(ベンザルコニウム塩化物液)」で消毒しています。
ただ、直腸への挿入のないEVIの場合は、ここまでやる必要はないかと思います。
EVIを使った、中イキトレーニング
さて、ここからは、EVIを使った、中イキトレーニングについて説明していきます。
とは言っても、やることは、EVIを挿入して、膣を締めたり、緩めたりを繰り返すだけです。
恐らく、最初は何も感じないし、何も起こらないかと思います。
人によっては、数回、あるいは数10回使用した後でも、ほとんど何も感じられないこともあります。
それでも、気長にトレーニングを続けていくと、段々と、EVIの膣内での動きに意識が向くようになり、それに伴ってじわじわと快感が生じてくるといいます。
やがて、自ら動くことを止めても、収縮(痙攣)が勝手に起こるようになり、強い性感を感じられるようになるそうです。
国内外の体験談や、海外YouTuberのレビュー動画等を参照にしましたが、EVIのトレーニングに費やす時間や、感じられるようになるまでの期間、そして、性感の強さについては、本当にまちまちで、個人差が大きいです。
人によっては、毎回、必ず1時間以上かけて、ゆっくりとトレーニングする女性もいれば、20分程度の訓練を毎日行う人もいます。
何が正解なのかを決めるのは難しいのですが、女性の性感の特性から考えると、1回のトレーニングには、最低20分はかけ、それを定期的にやり続けるのが良いのではないかと思います。
また、もし、上手く膣内に刺激を入れられないという場合は、EVIの柄の部分を持って、テコの原理で膣内に圧をかけるといった、ディルドーのような使い方をするのも一考でしょう。
そして、ここからが重要なのですが、トレーニングを行うにあたっては、以下の三つを常に意識しながら行うようにしてください。
① 膣内に、何かが挿入している感覚を楽しむ。
② ヘッドが、膣内のどの場所を刺激しているのかを意識する。
③ エッチな気分で、トレーニングを行う。
特に大切なのが③で、このトレーニングを単なる骨盤底筋群の筋トレにするのではなく、「自分がエッチなことをしている」ことを自覚して行うようにしてください。
エッチな妄想をしたり、あるいは、AVを観たり、最近、YouTube等でも人気の「脳イキ音声」を聴きながらでも構いません。こうした身体への刺激を、エッチなメンタルとつなげることは、中イキの開発には不可欠です。
そして、最後に書いておきますが、EVIを入れたまま、急に起きあがると角度が変わって激痛が走ることがあるという報告もありますので、十分に注意してください。
次回、別の記事で、実際にEVIを購入してトレーニングを続けていらっしゃる「中好き!」の体験者さんからのレポートをご紹介できるかと思います。
EVIは、機械的な振動に頼らず、人間の本来の身体の構造と筋肉の動きを利用することで、比較的自然に近い形で、中イキのトレーニングをおこなうことができる、大変優れモノのアイテムです。
中イキを目指す女性であれば、ご購入を検討されるのもよろしいかも知れません。
追記:「『中好き!』体験者rinさんの、EVIレポート」をアップしました。そちらも併せてご覧ください。
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