「ケンタロウの体験談」のところでもご説明させていただきましたが、本ブログをはじめることのきっかけとなったのが、過去にお付き合いしていた女性の悩みに、直面したことでした。
彼女との体験、そして、その後のカウンセリングの臨床経験を通じて分かったことは、女性がエッチでイケない理由として、メンタル面でイクことにブレーキがかかってしまっている例が少なくないということでした。
例えば、大変強い道徳観(倫理観、貞操観)を持った親(特に母親)によって、性的なことへの嫌悪感や罪悪感を植え付けられてしまうケースがあります(僕の元カノのケースが、まさにそうでした) 性への目覚めが起きる年頃に、親によってそのことを必要以上に強く諌められたり、あるいは露骨な嫌悪の態度を繰り返し示されたりすることによって、潜在意識の中で「セックスで乱れることは、良くないことなのだ」という観念が固定化してしまうのです。すると、その女性が大人になってからいくらエッチでイキたいと願っても、最後の最後でセックスの快楽に対して、自我を解放することを拒んでしまうのです。
あるいは、幼少期に性的虐待やレイプの被害にあった女性が、愛するパートナーを見つけたり幸せな結婚をした後も、エッチでイクことができずに、悩まされる例もあります。こうしたケースでは、被害者の女性が、自身の女「性」の部分に罪悪感を抱いてしまっていることが多いのです。断罪されるべきは、当然、加害者の男性です。ですが、被害者の女性が「私が女として隙を見せたからいけないのだ」、「私の中の女の部分が、男を無意識に誘ったのだ」という考えを持ってしまう例も、少なくないのです。
ここまで重いケースでなくとも、人間の心と身体は密接に結びついていますから、身体に何の問題も抱えていない女性が、エッチでイケないことの背景には、何らかのメンタル面での問題が存在している可能性があるのです。例えば、「過去に彼氏からいわれた一言が、どうしても気になって」みたいなケースです。
当ブログの体験では、最初は通常の流れ通りに、催眠や性感セラピーを用いて、リラックスの感覚と性感を高めることで、イクことを目指します。ですが、それで望むような効果が得られない場合、こうしたメンタル面での問題の可能性を考えます。そこで必要があれば、心理カウンセリングを行い、メンタルブロックの解除を目指します。
ですが、体験でのカウンセリングは、あくまでもエッチでイクことを目指す、あるいはエッチな行為を通じて自らを解放するための、補助的な簡易カウンセリングに過ぎません。例にも挙げた、虐待やレイプのケースのように、ご自身の心に深く刻まれた傷を癒すためには、医師や臨床心理士、プロのセラピストの力を借りる必要があります。体験の中で、そうしたケースに遭遇した際は、直ちに中断してプロの助けを得るように促したり、信頼の置けるセラピストを紹介させていただくことになります。
同じ理由で、最初からセラピー目的のモニター体験はお断りしておりますし、会った後に「私、実は病んでいるんです・・・」というような相談モードに入られる方についても、その場で体験を中断させていただきます。
また、体験を受けられる時点で、精神科、心療内科、あるいは何らかの心理療法やセラピーを受けられている方、あるいは、過去に統合失調症や解離性障害、境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)の診断を受けたことのある方の体験も、お断りしてます。特に、統合失調症、解離性障害、境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)については、催眠が禁忌(症状の悪化の可能性があるので、施してはいけないこと)となっておりますので、お気をつけください。
* 2018年8月5日更新
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