中イキ開発者の僕が、ANEROS(アネロス)をはじめた訳


元旦にアップした、「イク年クル年(ゆく年くる年):2019/2020(ケンタロウからのごあいさつ)」の投稿の最後に、2020年に絶対にやると心に決めていることとして、「ANEROS(アネロス)についての投稿を行うこと」と記しました。

今回の投稿では、その、ANEROS(アネロス)とは一体何なのか、そして、僕が、何故にANEROSによる開発を始めるに至ったのか、そして、現状はどうなっているのかについて、詳しくお伝えしたいと思います。

ANEROS(アネロス)とは?

ANEROS(アネロス)(以下、ANEROSという表記で統一します)とは、アメリカのアネロス社(Aneros Company)によって開発された、医療用前立腺マッサージ器具の名称です。

ANEROSは、日系アメリカ人の泌尿器医、ジロー・タカシマ(Jiro Takashima)博士により、1996年に、前立腺諸症状改善のためのセルフマッサージ器具として開発されました。1997年、タカシマ博士は、自らHIH社(High Island Health LLC.)を創業し、特許を取得、この器具に「プロステート・マッサージャー(Pro-State Massager)」という製品名を付け、販売を開始しました。

すると、多くの使用者から、プロステートの「副作用」についての報告が入るようになりました。それは、器具を使って前立腺への刺激を行うと、ペニスが勃起することなしに、射精時のオーガズムをはるかに上回り、女性のように長く続くオーガズム(ドライオーガズム)が得られるというものでした(笑)

この「副作用」に目を付けた日本のとある企業が、IHI社と業務提携を結び、性玩具として国内での販売を計画しました。その際、国内向けに、「エネマグラ(Enemagra)」という製品名を採用することになりました。

エネマグラは、肛門から入れる器具という意味での「エネマ(浣腸)」に加えて、当時大流行していた、バイアグラ(ED治療薬)のように、性の悩みを改善する効果があるということから命名されました。

この製品名を、誰が、どのタイミングで、最初の考案したのかについては、諸説ありますし、 日本国内では、「エネマグラ」の商標登録をめぐって、複数の企業間で裁判沙汰にもなりました(その裁判を通じて、正式に商標と正規品販売の権利を勝ち取った企業が、現在のANEROS JAPANの運営会社になります)

ただ、エネマグラの名称がここまで浸透していたのは、日本国内のみで(僕は、その裏には、クーロン黒沢氏著作の奇書、『エネマグラ経典:ドライ・オーガズム完全マニュアル』の存在があったと考えております)、アメリカをはじめとする世界の他の国々では、この器具は、Pro-State、あるいは、ANEROSとして知られていました。

実は、2003年の時点で、HIH社は、Pro-State/ANEROSの販売を専門に行う子会社「ANEROS Company」を創立し、同じタイミングで、器具の商標を「ANEROS」に統一しました。エネマグラの名称で、全世界で販売されていた粗悪な偽造品を、市場から締め出すのが目的でした。

しかし、日本国内だけは、エネマグラの名称が広く知られていたため、正規品については、「エネマグラアネロス」という名称で、ANEROS JAPANによって、オンラインのみで販売されることになりました。その後、2012年に、全商品名が、ANEROSに統一されました。

ちなみに、ANEROSは、「AN」= 英語のANATOMY(人間工学・解剖学・人体)と「EROS」= ラテン語で「愛」、そして、ギリシャ神話に出てくる神「エロース」の名前を合わせて、「AN+EROS」からANEROSと命名されたものです。

 

ANEROSが引き出すオーガズム

さて、そのANEROSなんですが、前述したように、元々は、前立腺炎などの、前立腺の諸症状を改善するための医療器具として、開発されました。

前立腺は、男性のみが持つ臓器の一つなのですが、実は、その働きについては、医学的に、まだ分からない部分が多々あります。

ただ、人の生殖にかかわる、「生殖器」のひとつであることは、はっきりしていて、その代表的な働きとしては、「前立腺液」の分泌があります。前立腺液は、精液の主な成分の一つで、精子を保護して活動を活発にする成分を含んでおり、精嚢の中で精子などと混合され、精液となります。

また、前立腺には、平滑筋と呼ばれる筋肉が張り巡らされており、その働きによって、瞬間的に、小さく縮むことができます。これにより、射精のときに、精嚢に溜められた精液を尿道内に押し出す役割があります(いわゆる、ペニスが「ドクン」となる状態です) 同時に、この筋肉が、膀胱側の尿道の太さを狭くして、精液が膀胱側に流れないように、調整を行っています。

この前立腺をマッサージしたり、そこに溜まっている膿性分泌物を絞り出すことが、前立腺の諸症状に効果があることは、昔から知られていました。

ただし、クルミほどの大きさがある前立腺は、膀胱の出口の尿道を、取り巻く様に位置していて、身体の外から、直接触れることはできません。

前立腺は、尿道に接しているので、尿道口から辿っていけば到達することはできますが、カテーテルのような特殊な医療器具を使用せずにそれを行うことは不可能です。

ですが、前立腺は、直腸の隣に位置しています。そして、直腸と前立腺の間には、筋肉などの障壁となるものは無く、腸壁を隔てたすぐ傍に、前立腺が存在しているのです。

そのため、病院では、前立腺を触診するために、医師が肛門から中指を挿入して、前立腺の大きさや腫れ具合などを確認します。

この、「直腸から前立腺を刺激する」ことを、完全にセルフの状態で行えるようにしたのが、ANEROSという医療器具です。

ところが、これも前述しましたが、治療のためにANEROSを使い始めた人たちの中から、前立腺を圧迫したり振動を加えたりするで、強い快感が得られるという報告が入るようになりました。

それも、普通の性感ではなく、ペニスを一切刺激していないにもかかわらず、快感が極まって射精してしまうという、「トコロテン」と呼ばれるオーガズムや、「メスイキ」とも称される、射精を伴わない「ドライオーガズム」を得られたという報告です。

それ以降、ANEROSは、医療器具というよりも、前立腺刺激によるオーガズムを得ることを目的とした性玩具として扱われることが多くなり、現在では、ANEROS社も、そちらの効果を前面に押し出した販売戦略を打ち出しています。

ANEROSによる前立腺刺激が、どうして強いオーガズムを生み出すのかについては、諸説あるのに加えて、そのメカニズムは完全には明らかになっておりません。いずれ、自分なりに調べた研究成果を、ブログ上で発表させていただきたいとは思っておりますが、今回の記事では、あえて触れないことにいたします。

中イキ開発者の僕が、ANEROSをはじめた訳

さて、いよいよ本題に入っていきますが、中イキ開発を提供している僕が、ANEROSをはじめた訳は、二つあります。

一つ目は、中イキ開発のプロセスを、自分でも体験したかったからです。

当たり前のことですが、男である僕は、中イキをすることができません。

「中イキ開発者」を名乗ってはいるのですが、その中イキが、どのようなものであるのか、実際のところは、僕には分かりません。男性として、僕が知り得るオーガズムは、射精によるもののみであるからです。

もちろん、知識やこれまでの開発の経験、そして、女性から伺ったお話をもとに、「中イキとは、こういう状態なのだ」という説明をすることはできます。ですが、それは、あくまでも、「理論上そうである」、あるいは、「どうやらそうらしい」ということであり、僕自身の体験から得たものではありません。

実は、このことが、僕の中で、大きなジレンマとなっていたのです。

それなりに知識を蓄積して、開発の経験を積んだことで、中イキに関しては、僕は、人並み以上に講釈することができるようになりました。

ですが、実のところは、それらは想像の産物に過ぎません。僕自身が、中イキを体験したわけではないからです。

体験者の女性を前に、中イキについて語っているとき、僕はいつでも、ちょっとした違和感というか、「後ろめたさ」のようなものを感じていました。

「偉そうなこと言っているけど、自分は中イキしたことないし、そもそもできないんですけど(苦笑)」のような感情です。

特に、様々な努力を重ねたにもかかわらず、中イキができずに悩まれている女性を目の前にすると、その思いはさらに強くなりました。

「自分に、中イキ開発の実体験があれば、その難しさや辛さ、達成したときの喜びも併せて、想いを共有したり、より具体的にアドバイスすることができるのにな・・・」

ですが、ないものねだりをしても仕方がありません。男である僕は、中イキに関する、できる限りの知識と経験を積み上げ、例えそれが「想像」であっても、その精度を高めることに専念しようと、妙に積極的な(笑)諦めの境地に達していました・・・

そう、ANEROSを知るまでは。

ANEROSの存在を知ったのは、数年前にTwitterで、「ドライオーガズム」に関するツイートを見たときのことでした。

最初は、何のことやらよく分からず、普通にスルーしてしまったのですが、その後も散見するようになって、徐々に興味を覚えるようになりました。

そして、ANEROS JAPANのサイトにたどり着き、その中の「フォーラム」を通じて基礎的な知識を学び、前述した、『エネマグラ経典:ドライ・オーガズム完全マニュアル』や、アナニー(ANEROSを使用したオナニーの俗称)のバイブル的存在ともいえる、あぶひゃく氏による名著、『ひとりでできるもん ~オトコのコのためのアナニー入門~』を読み、知識を深めていきました。

すると、ANEROSによる開発を行うことで、男の僕であっても、女性の中イキと同じようなオーガズムを得られるということが分かってきたのです!

ここでも詳しい説明は割愛しますが、女性の膣内の、いわゆる「Gスポット」と呼ばれる部位は、男性の前立腺にあたるもので、直腸の壁を通じて前立腺を刺激することで、あたかも、Gスポットを刺激したときような快感を得ることができ、最後には、オーガズムを感じて「中イキ」することができるようになるということなのです。

このことを知った時の衝撃と感動は、今でも忘れられません。

僕にも、中イキができる!!!

この事実は、僕がこれまでに感じていたジレンマを、すべて吹き飛ばしてしまう程のインパクトがありました。

決して簡単ではないといわれる、トコロテンやドライオーガズムといった性感の開発を自らの身体と精神を通じて行うことで、「中好き!」の中イキ開発にも大きなフィードバックが得られると思ったからです。

特に、「中イキが、なかなかできないことの辛さ(と、そこからの克服)」と、「中イキするためのメンタリティー」については、ANEROSを通じた開発の中で、様々な気付きを得られるであろうと期待していて、それを体験者の女性とも共有できればと考えております(その開発の現状については、このすぐ後で、ご紹介いたします)

次に、二つ目の理由ですが、それは、自らの性的な老いに対する備えです。

僕も、もう40代になり、体力や性的な力の衰えは隠しようがありません。

今は元気に、中イキ開発なんてことをやってはおりますが、いつ何時、精力の減退から、それを続けることができなくなるのかは分かりません。

ジムに通ったり、食生活に注意したり、サプリを摂取したりして気を付けてはいるのですが、満足のいくセックスができなくなる日は、必ずやってきます。

そのとき、果たして自分は「性」というものをすっかり捨て去って、上手に「枯れる」ことができるのか?・・・

そう考えたとき、出てくる答えは「NO!」しかないのです(笑)

もちろん、先のことは分からないのですが、僕のスケベ心が、そう簡単に減退するとは、到底思えないのです。

ですから、もし、ペニスが思うように働いてくれなくなったとしても、ANEROSを使うことで、自分の性欲を処理することはできるはずですし、性と長く向き合うことができると期待しているのです。

同じ理由で、SMにも興味を持ち始めており、まずは、緊縛をマスターしたいと思っています。こちらについては、そのうち、体験の方にもフィードバックできるかと思います(もちろん、希望者のみです)

実は、僕は一時期、精神世界に没頭していた時期があり、そのとき、こうした性欲から自らを解放することを試みたことがあります。

かなり真剣に、様々なことを行ったのですが、結局、このケベ心を滅却することはかないませんでした。

そのときに、僕は、こう考えたのです。

「これだけ頑張ってもどうにもならないのなら、いっそ、とことん追究してやろう!」(アホ)

そのときから、僕は「性」と真剣に向き合うようになりました。そして、それは今でも続いておりますし、これからも続いていくのだと思います。

ANEROSによる開発の現状は?

最後に、ANEROSによる開発の現状についてご報告いたします。

残念ですが、遅々として進んでおりません☆(・ω<)

実は、開発を開始してすぐに、持病の痔を再発してしまいまして、どれだけたっぷりとローションを使ってANEROSを挿入しても、痛みが出てしまいます。

普段は、ほとんど痔の症状は出ず、病院での治療も終わっているのですが、ANEROSを挿入した翌日から数日間は、どうしても痛みが出てしまうのです。

痔の種類によっては、ANEROSを使うことで、症状が良くなることもあるといわれています。肛門周辺の血流が改善されるからです。

ですが、僕の痔には、未だその効果は表れておりません。

痛みがなくなって、使用すると再発する・・・その繰り返しで数ヵ月が経ってしまいました。

これを続けても埒が明かないので、改めて肛門科を受診しようと考えていたところに、今回のコロナ騒動が起きてしまいました。

肛門科の状態がどうなっているのかは定かではありませんが、いわゆる「三密」が生じやすい病院には、「不要不急の症状」がない限り、行くべきではないと判断しました。

ですが、もちろん、ANEROSによる開発を諦めたわけではありません。元々、数年に渡る長期戦になることは覚悟しておりましたし、焦りは全くありません。

こんな状態ですので、開発のご報告となるレポートについては、当分の間はお出しすることはできないかと思いますが、ANEROSに関しては何かしら書いていこうかと思っておりますので、期待せずにお待ちください(どうせ、書いても男性読者が増えるだけだと思いますがww)

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